喪中はがきに病名は入れるべきか?
喪中はがきの文例を見ると病名は入ってないし書かなくていいのか
だけど、受けとる側は何で亡くなったか気になるだろうから書いた方が良いのか
迷うところですよね。
そこで今回は、喪中はがきに病名は記載すべきか調べてまとめてみました。
・喪中はがきに病名は入れるべきか?
一年以内に身内が亡くなったときに喪中はがきを出します。
身内に不幸があり悲しいため、祝い事ができるような状況ではありません
ですので年賀状を控えさせていただきますと伝えるのが喪中はがきの目的。
つまり「悲しいから年賀状は出せませんよ」と知らせるのが喪中はがきです。
ですので喪中はがきの目的から病名を書く必要はありません。
私も何度か喪中はがきを貰ったことがありますが、病名・死因が書かれたのを見たことがありません。
調べてみたら病名が書かれた喪中はがきを貰ったことがない人がほとんどでした。
それに病名が書いってあったら何か生々しいですよね・・・
「ガンで永眠いたしました」と書かれてたら「辛かったんだろうなぁ」と不快な思いをする方もいるでしょう。
特に「わき見運転をしてたら不慮の事故で亡くなりました」なんて書いたら亡くなられた方に失礼です。
貰う側の気持ちを考えて、喪中はがきには病名を書かないのが良いと思います。
・病名を聞かれた時はどうする?
喪中はがきを出したら、お線香をあげに自宅に来る方もいっらしゃいます。
病名や亡くなった時の様子を聞かれて答えられる人もいれば、嫌な思いをする人もいると思います。
そういう人は聞かれたら具体的に答えず「ここ数年体調がすぐれてなくて」と誤魔化せば、
相手も気持ちを察して、これ以上聞いて来なくなりますよ。
・どうしても病名を入れたい場合は?
貰った側も「何で亡くなったか?」気になる人もいるだろうから、
病名を記載したい人もいると思います。
もちろん、前に書いた通り無理に病名を書く必要はありません。
病名を入れたいときの喪中はがきの文例を紹介します。
喪中につき新年のご挨拶控えさせていただきます。
本年○○月に父が××(病名)で永眠いたしました。
本年中に賜りましたご厚情に深く感謝いたしますとともに
明年も変わらぬご厚誼のほど謹んでお願い申し上げます
平成△年○月
喪中はがきは「喪中であること」「いつ、誰が亡くなったか」「生前のお付き合いへの感謝」「新年の挨拶」この4つを書くのがポイント。
年賀状が書けないことを知らせるものなので、近況報告などは書かないのが普通。
最後の日付は喪中はがきを差し出す日付です。
年賀状の準備が始まる前に出すのがマナーなので11月か12月が一般的。
病気であることは「いつ、誰が亡くなったか」の部分に書くのが良いでしょう。
具体的な病状を書くのが嫌なら「長い闘病の末に○月に××が他界いたしました」や
「病気療養の末、残念ながら○月に××が返らぬ人となってしまいました」と病気であったことだけ伝えましょう。
他にも喪中はがきではなく、亡くなった人の関係者に送る死亡通知状で病名を知らせるのも良いでしょう。
・まとめ
喪中はがきは「身内に不幸があったので祝い事は控えます」ということを伝えるのが目的なので、病名は書かなくて大丈夫。
もし書きたければ「本年○○月に父が××(病名)で永眠いたしました。」でなどと書くのが良いでしょう。
喪中はがきは、年賀はがきではなく普通のはがきを使うようにしてください。
年賀はがきは新年を祝う意味が込められているので喪中はがきに適しません。
相手に失礼がないよう、年賀状の準備が始まる12月上旬までに届くようにしましょう。