イナゴの佃煮はどの地域でよく食べられているのでしょうか?
自分が住んでたところでは食べてなかったけど、他では食べられてるのかなと気になります。
他にもイナゴの佃煮の味や栄養、なんでイナゴが食べられるようになったか知りたいところですよね。
佃煮にする以外にも、イナゴの美味しい食べ方はあるのでしょうか?
そこで今回は、イナゴの佃煮について調べてまとめてみました。
ちなみに私はイナゴの佃煮は食べたことはありません(笑)
・イナゴの佃煮を食べる地域は?
新潟県・山形県・福島県・栃木県・群馬県・埼玉県・神奈川県・千葉県・長野県・山梨県・
静岡県・岐阜県・愛知県・滋賀県・奈良県・富山県・福岡県・鹿児島県・佐賀県・大分県・熊本県など
上は東北から下は九州まで広い地域で食べられています。
昔は内陸部などの魚を取れない地域では、昆虫を貴重なタンパク源としていたそうです。
ネットで調べたら、沖縄・北海道では食べられていないようです。
特に長野県は昆虫食のメッカとも呼ばれています。
イナゴの他にも蜂の子を佃煮にしたり、ザザ虫やゲンゴロウが食べられています。
また、長野県の諏訪湖観光汽船ではバッタをトッピングした「バッタアイス」が販売されていたり、
県内のスーパーでは昆虫食が当たり前のように売られています。長野県では昆虫食が根付いてますね。
しかし、現在では昆虫が苦手な人が多くなり昆虫食離れが進み
イナゴの佃煮を食べたことがない人が増えてるようです。
・イナゴの栄養価は?
イナゴは高タンパクで低脂肪と、とてもヘルシーです。
他にもビタミンB2、ビタミンE、鉄、亜鉛、銅、マンガンが豊富。
一匹当たりのカロリーは約17キロカロリー。
作り方にも寄りますがイナゴの佃煮は、100gあたり約247キロカロリーのようです。
・イナゴの佃煮はどんな味?
イナゴ自体に味は無く、完全に味付けで決まるようです。
味付けにも寄りますが完全にエビの味だそうです。
中にはお菓子の”かっぱえびせん”に似ているという感想もありました。
触感は小エビと似ていて、カリカリしているようです。
甘辛く煮てれば、ご飯のおかずになること間違いなしですね。
まぁ、もちろん見た目に抵抗が無ければの話ですが(笑)
イナゴの佃煮を食べてみたい人はこちらから。150グラム510円で買えますよ。
イナゴの佃煮を作りたい方はクックパッドを参照してください。
・佃煮以外の食べ方は?
日本の他にも中国やタイ、台湾でもイナゴを食べる文化があります。
こちらでは佃煮ではなく素揚げにして食べることが多いそうです。
特に中国ではイナゴの素揚げや串焼きが夏の屋台で人気のようです。詳しくはこちらから
素揚げしたものに塩を振りかけたら美味しそうですね。
・イナゴのお腹にいる寄生虫は大丈夫?
イナゴを食べるときに一番気になるところですよね。結論から言うと大丈夫です。
加熱してイナゴが死ぬと、お腹にいる寄生虫も死滅するので、火を通したイナゴは食べてOK。
もちろん、生で食べるのはNGです。寄生虫が生きてる場合がありますからね・・・絶対に止めましょう!
また、海外産のイナゴを食べるのは止めておいた方が無難です。
イナゴは農作物を食べるので、身体に農薬が入り、それが人間の体に害を及ぼす危険性があります。
日本は危険な農薬は使っていないので大丈夫ですが、外国だと日本ほど農薬の使用量に意識が及んでいない国もあるので、
イナゴを食べるときは日本産を選ぶのが良いでしょう。
・イナゴはなぜ食べられるようになったの?
イナゴは稲の葉を食べる害虫なので、稲を守るために駆除をしなくてはいけません。
イナゴはたんぱく質が豊富ですので、タンパク源を確保するためイナゴを食べ始めたようです。
これならイナゴを駆除することで稲を守れて、食べることでたんぱく質が取れるので一石二鳥ですね。
それにイナゴは大量発生しやすいです。外国でイナゴが大量発生したなんてニュース聞きますよね
ですので、イナゴは大量捕獲しやすいので、イナゴを食べる習慣が根付いたのではないでしょうか。
・まとめ
イナゴの佃煮について色々調べました。
イナゴの佃煮だけでなく昆虫食はゲテモノ扱いされますが、田舎では普通に食べられているところもあるようです。
学校行事で「イナゴ取り大会」が行われている地域もあります。
また、イナゴは栄養素が豊富なので健康に良いですね。
戦後はイナゴを食べて飢えをしのいだ人もいるようで、食糧難に役に立っていました。
イナゴで数多くの命が救われてたんですね。イナゴ凄いです・・・
これを書いてたらイナゴの佃煮が食べたくなってきました(笑)
何事もチャレンジなので、一度は食べてみたいです。