早弁はダイエットに効果があるのでしょうか?
「食べる量が変わらないから効果は無い」という人もいれば、
「朝ご飯を食べたばかりだから太るんじゃない?」という人もいると思います。
そこで今回は「早弁はダイエットに効くか?」と「ダイエット効果があるお弁当の食べ方」を紹介します
・早弁はダイエットに効くの?太るって本当?
早弁は大きく分けて2つのタイプがあると思います。
1、一回の休み時間に全部食べる。
2、休み時間ごとに少しずつ食べる。
結論から言うと1番タイプの早弁はダイエット効果が無く、2番タイプの早弁はダイエット効果があります。
なぜ休み時間ごとに少しずつ食べる早弁はダイエット効果があるのでしょうか?
それは食事回数を複数回に分けているからです。
人間には食べ物にありつけないときのために脂肪を蓄える習性があるそうです。
回数を分けることで「食べ物が常に取れるから、脂肪は貯めなくて大丈夫」と
体が錯覚し脂肪が溜まりにくくなり、ダイエットにつながります。
また早弁を複数回に分けることは他にもメリットがあります。
1、空腹を感じにくくなる
少しずつ食べるので食事から食事までの時間が短くなり、空腹を感じにくくなります。
食事を長い時間我慢しなくて済むのがメリットですね。
「空腹を我慢することで脂肪が燃える」と勘違いしている人がいますが、脂肪ではなく筋肉が減ってしまいます。
筋肉が減ると基礎代謝が下がってしまい、痩せにくく太りやすい体になってしまうのでダイエットには逆効果です。
2、血糖値の上昇が穏やかになる
複数回に分けることで血糖値が急上昇するのを防ぎます。
なぜ血糖値を穏やかに上昇させることがダイエットにつながるのでしょうか?
血糖値が急激に上がると、その反動で急激に下がります。血糖値が急激に下がると空腹を感じやすくなり、ついつい間食してしまいます。
また、急激に上がるとインスリンが出ます。
インスリンは使いきれなかった糖を脂肪に変えてしまう厄介者。
これだと脂肪が増え痩せるのに苦労しますね。
また血糖値の上昇が穏やかになると、急な眠気に襲われずに済みます。
これなら休み時間後の授業や仕事に影響は出ませんね。
・ダイエットに効くお弁当の食べ方は?
・白米を冷めたものにする
暖かいご飯よりも、冷めたご飯の方がダイエットに効果があります。
冷ますことでレジスタントスターチというでんぷんが生まれます。
このレジスタントスターチは優れもの。
消化されるのが遅く、胃に残りやすいので空腹感を抑えてくれますし、血糖値の上昇をおだやかにしてくれます。
ダイエットには効果抜群ですね。
ダイエットには関係ありませんが、カルシウムの吸収率上昇、アンチエイジング効果などが期待できるそうです。
冷ますだけでこれだけの効果が得られるなんてスゴイですね。
また白米から玄米にするとさらに良いです。
玄米は白米と同じカロリーですが、白米に比べて栄養が多く、食物繊維が豊富なので腹持ちします。
・おかずを最初に食べる
おかずを最初に食べて、ご飯は最後に食べるようにしましょう。
ご飯などの炭水化物を空腹時に食べると、血糖値が上がりやすくなりますし、糖が脂肪になりやすくなってしまうからです。
最初におかず、特に野菜を食べることで食物繊維が取れて血糖値の急上昇を防ぐことができます。
また脂肪の吸収を抑える効果もあります。
もしお弁当にスープなどの汁物が付いていたら、おかずより先に汁物を飲みましょう。
汁物はお腹に溜まるので、食べ過ぎ防止になります。
汁物が無かったら食事前に水を一杯飲むのも良いでしょう。
・よく噛んで食べる
よく噛むことで早食い防止になりますし、満腹中枢が刺激されるので少量でお腹いっぱいになります。
噛む回数は30~50回を目安にしてください。
最初は面倒かもしれませんが、やってくうちに慣れますよ。
また、よく噛んで食べることはダイエット効果だけでなく美容効果もあります。
よく噛むことで顔の表情筋が鍛えられ顔のたるみ防止になりますし、顔周りの血行が良くなり顔のむくみ改善につながります。
噛むことで出てくる唾液。実はこの唾液、女性に嬉しい機能がたくさん詰まっています。
唾液に含まれる成長ホルモン“パチロン”は肌の老化を抑える効果があります。
他にも唾液に含まれるタンパク質の一種EGFは肌荒れやニキビに効きます。
他にも噛むことで
・ストレス解消
・歯周病予防
・脳の活性化
・がんの予防
などの効果があります。
よく噛むだけでこれほどの効果があるなんてスゴイですね。
・まとめ
一度に全部食べる早弁→ダイエット効果なし
複数回に分けて食べる早弁→ダイエット効果あり
ポイントは1回で全部食べるのではなく複数回に分けて食べることです。
こまめに食べることでダイエット効果だけでなく、
血糖値の上昇を緩やかにしたり、空腹感を感じにくくなったりします。
早弁は休み時間だけにしましょう。授業中や仕事中にやらないで下さいね(笑)