遠足といえばお弁当!
そこに欠かせない「おしぼり」ですが、「家に帰ってきた子どものおしぼりが臭い!」 なんてことはありませんか?
もしかしたらそれは、雑菌が繁殖している証拠かもしれません・・・。
子供のために衛生的なおしぼりを持たせたいですよね。
そこで今回は、おしぼりの雑菌・ニオイを防ぐ方法をご紹介します!
・衛生的なおしぼりの作り方
1.レンジで温める
☆方法☆
①おしぼりを水に浸し、緩く絞ってラップにくるむ
②レンジを500Wに設定し、1分間温める
この方法を使えば簡単に殺菌が出来るため、多くの人が実践しているようです。
化学薬品などを使わないため、子どもにも安心ですよね!
ただし、この方法が使えるのは綿のみです。ポリエステル、ポリウレタン、アクリルなどの化学繊維は高熱により変質や発火を起こしやすいので注意。
おしぼりの殺菌にレンジを使うときは、選択ラベルのアイロン掛けに×印がついていないかを必ず確認してくださいね!
2.熱湯で茹でる
☆方法☆
①鍋に半分以上水を入れ火にかける
②沸騰したらおしぼりを5分ほど茹でる
この殺菌方法は「煮洗い」として、古くから知られているもので、こちらも化学薬品を使わないため安心です!
お湯に、大さじ一杯程度の重曹を加えると、汚れや臭いを落とす効果が更に高まるので、おしぼりの汚れ、黄ばみが気になる方は試す価値ありです!
注意点は、レンジと同じく、熱に弱い化学繊維には使えないこと。
更に、お手拭きに色や模様がついている場合、それが落ちる原因にもなってしまうので注意。
3.塩素系漂白剤
☆方法☆
①プラスチック等の容器を用意し、市販の塩素系漂白剤の用法を守って、水と塩素系漂白剤を入れる
②2分くらいおしぼりをつけておく
③水でよくすすぐ
塩素系漂白剤には、強力な漂白力と殺菌力があり、短い時間でおしぼりを除菌することができます。
おしぼりのプラケースが臭うという人は、おしぼりと一緒に塩素系漂白剤につけておくとなお良いですね!
ただし、塩素系漂白剤には重大な注意点があります。それは、酸性のもの(弱酸性洗剤・食酢・アルコールなど)と絶対に混ぜないことです。
有毒ガス発生の原因になってしまいとても危険です。
また、原液で使うこと、熱湯で使うこと、他の洗剤と混ぜることも危険です。
そのほかに、素手で触ること、目に入ること、衣服に付くこと、金属製の容器(鍋等)を使わない、色・模様つきの生地に使わないなどの注意点があります。
注意点は多いですが、正しく使えば効果は絶大です!
4.酸素系漂白剤
☆方法☆
①40℃前後のお湯をプラスチック等の容器に入れ、酸素系漂白剤を溶かす
②おしぼりを入れ30分程度つける
③水でよくすすぐ
酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤のような強力な漂白力はないので、色や模様つきのおしぼりにも使うことができます。
可愛い色やキャラクターの柄が入ったおしぼりを殺菌したい方は、塩素系より酸素系漂白剤がおすすめ。
こちらも、鍋などの金属に付着しないよう注意が必要です。
更に、石鹸や塩素系漂白剤と混ぜると効果が落ちてしまうなど、一緒に使うことが出来ないものがあるので、注意書きをよく読んで使用してくださいね。
5.アルコール除菌剤
☆方法☆
①おしぼりを濡らして固く絞る
②アルコール除菌剤を吹きかける
こちらも手軽にできる除菌方法ですね。色落ちすることもなく、化学繊維にも使うことができるアルコール除菌剤は本当に有能です。
ただ、液体の中にアルコール以外の抗菌物質が配合されていることがあるので、購入時に天然由来の物質のみが入っているものを選ぶと安心ですよ。
・実はNG!?「冷凍おしぼり」
「殺菌のため、おしぼりを凍らせている」という方もいるかもしれませんが、実は冷凍に殺菌効果はありません。
冷凍する事で雑菌の活動を一時的に止めることはできますが、温度が上がると雑菌は再び増えてしまいます。
お弁当を食べる時間までにおしぼりが温かくなってしまうのを防ぐため、保冷剤をおしぼりでくるむ、お弁当専用の保冷バッグに一緒に入れるなどの工夫をすると良いですね。
アルコール除菌+保冷などの複合技もおすすめです!!
番外編:使い捨ておしぼり
布おしぼりの殺菌方法ではありませんが、最も衛生的なのは、もちろん市販の紙おしぼりです。
子どもが使用後のゴミの持ち帰りさえできるならば、この方法が最も安心だと思います。
スーパーや100円ショップでも売られているのでおすすめですよ!
・まとめ
濡れたおしぼりを雑菌する方法は
1.レンジでチン
2.熱湯で茹でる
3.塩素系漂白剤
4.酸素系漂白剤
5.アルコール除菌剤
の5つです。
更に、上との複合技で凍らせるもよし。
また市販の使い捨ておしぼりもおススメです!!