ハッピーマンデー
一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか?
ですが、ハッピーマンデーって具体的にどんなものか知っている人は少ないと思います。
幸せな月曜日?・・・意味がよく分かりませんね(笑)
だけど、言葉の響きから良さそうなイメージが湧きますね。
けど、中にはハッピーマンデーに反対する人もいます。
そこで今回は、ハッピーマンデーとは何か?ハッピーマンデー反対の理由を紹介していきます。
・ハッピーマンデーとは
ハッピーマンデーとは、祝日を本来ある日から月曜日に移して、土・日曜日と合わせて三連休にする制度です。
正確にはハッピーマンデー制度と言います。
アメリカでこのような制度をハッピーマンデーというので、日本でもこの名前になりました。
国民が祝う日が、月曜に来たのでハッピーマンデー(幸せな月曜日)と言われているそうです。
週休二日制が当たり前になっている中、月曜日を休みにすることで、
土・日・月曜日を三連休にして余暇を過ごしてもらうのが狙いで導入されたようです。
三連休にしたら、みんなお金を使うだろうという経済効果を狙って導入されたとも言われています。
またハッピーマンデーにより、本来は7月20日だった海の日は2001年から第三月曜日に変わりました。
他にも、敬老の日・体育の日・成人の日が月曜日に移動されました。
成人の日は土・日・月曜日の三連休になるので、遠くから帰省する人は成人式に参加しやすいですね。
・なぜハッピーマンデーに反対か
ハッピーマンデーによって、祝日が月曜に移されて土・日曜日と合わせて三連休になります。
三連休になるので旅行に行きやすくなったりと良いことづくしの気がするのですが、中にはハッピーマンデーに反対の人もいます。
ここでは反対の理由を紹介していきます。
・祝日の意味が分からなくなる
突然ですが、海の日の由来をご存知ですか。明治9年(1876年)、明治天皇が東北各地を回られました。
そののち、「明治丸」という船に乗り、7月20日に横浜港に無事到着されました。
これにちなんで、7月20日を海の日に制定しました。
ですが、ハッピーマンデーにより海の日は7月20日になることが少ないです。
実際に今年(2018年)は、7月16日が海の日です。
これだと、海の日の本来の由来が曖昧になってしまいますよね。
特に天皇が関係する祝日なのに勝手に移動させて良いのでしょうか・・・
このように、その祝日を定めた意味が分からなくなってしまうのでハッピーマンデーに反対している人もいます。
実際に、国会議員や海運業界で作られる「海事振興連盟」は祝日の日付には意味があるとの理由で、海の日を本来の7月20日に戻すよう求めてるそうです。
・病院が急病に対応できない!?
3連休にすることで、急病の患者が来た場合、専門医が休みで対応できない事態があるそうです。
これだと、患者さんにも悪いですし、お医者さんも良い気はしませんよね・・・
他にも連休明けは患者が多くなるので処置しきれなくなるなど医療現場では反対する声が聞かれました。
同じように祝日が休みの会社は、連休明けはいつもより忙しくなるのではないでしょうか。
実際に、こんなブログ記事がありました。
連休明けの小児科外来は、ときに殺人的(?)な混雑をします。まだ冬ではないというのに、今日はそんな1日でした。
数年前から始まった「ハッピー・マンデー」は、本当に困ったものです。
お医者さんも大変なんですね・・・
調べたところ、ハッピーマンデーで祝日でも通常通り診療を行う病院もあります。
他にも、
・連休明けは仕事・学校に行くのがイヤになるので休みは分散して欲しい。
・学校の月曜日にある授業が進まない。
・連休だとどこ行っても混む
などの理由がありました。
確かに連休だと休みボケして仕事したくありませんよね(笑)
先生たちも月曜授業の補講を他の曜日にするなどして大変なようです。
道徳や学級活動などの週に1回しか無い授業は
月曜に入れないなどの工夫をしています。
・まとめ
ハッピーマンデーの意味と反対理由を紹介しました。
ハッピーマンデーに反対してる人もいます。
しかし、観光業界は賛成してる人が多いです。
三連休なら旅行する人が増えるので、そりゃ賛成しますね(笑)
ネットを見た感じ賛成してる人よりも反対の方が多い気がします。
今後、ハッピーマンデーは廃止されるんでしょうか。気になるところです。