桃ってけっこう当たりはずれがあるものです。
私は桃が好きでよく食べるのですが、特に当たりはずれが激しいように感じます。
同じ品種だったり同じスーパーで売られている桃でも、買って家で食べてみると、
なんだか堅かったり逆に柔らかすぎたり、味も薄かったりちょっと酸っぱかったりと、なかなかおいしい桃を見分けることができません。
「美味しい桃の見分け方を知りたい!」そんな思いから調べてみると、
意外と簡単に見分けられる方法や、食べごろが分かる方法まで、色々な意見が出ていたのでまとめてみました!
ぜひ皆さんもおいしい桃の見分け方の参考にしてみてください。
・美味しい桃の見分け方
①桃の外見を見る
まずは桃の外見で見分けます。
スーパーや八百屋さんのくだものコーナーで桃が並べてありますが、どんな形の桃がおいしい桃かご存知でしょうか?
一般的に言われているのは、桃の特徴でもある
・中央の割れ目を境がきれいに左右対称の形になっている
・角ばっていない、丸みのあるもの
これが、美味しい桃とされているようです。
いわゆるイラストでよく描かれるような代表的な桃の形に近いものが、見た目も綺麗ですし、味も整っていて美味しい、ということなのだそうです。
また、桃の皮にも見分けるポイントがあります。
皮のピンク色(または黄色)の発色が良く、明るくきれいな色が出ていることが挙げられます。
さらに見逃せないのが、桃の皮の表面に散らばっている白い点です。
これは「果点」と呼ばれるもので、果樹園などで栽培されている際に、日光にたくさんあたった桃ほど、この果点が増えるそうです。
そして日光によく当たった桃は甘い桃になるのです、このそばかすの様な「果点」が甘い桃のしるしになっているみたいです。
最後に、皮の表面にある線が深い桃は、できれば避けた方がいいようです。
桃は皮の表面に縫い合わされたような線が走っていますが、
この線が溝のように深い桃は甘味が少なかったり、堅かったりするようです。
これも覚えておくと役に立つ、桃を外見で見分けるポイントになります。
・桃の等級を調べる
これは値段にも関わってくるので、桃の見分け方とは少し違うかもしれませんが、
桃には客観的に甘さや香りのよさ、見た目を総合的な評価として段階別に分けた「等級」というものが存在します。
大きくは5段階に分けられ、最上級が「特秀」、その次に「秀」「優」「良」「ハネダシ」と続きます。
区分される方法としては、桃に含まれる「糖度」の数値を計測し、その度合いによって分けられています。
ですので、たとえば「値段は同じくらいだけど、どっちの桃が美味しいんだろう?」と迷ってしまったとき、
もし2つの桃の等級が違っていたとしたら、より高い等級の方を選べばまず間違えることはありません。
もちろんその等級の中でも当たりはずれがあったり、実は同じ等級の中でもさらに細かくランク付けがされていたりもするので、
やっぱり最後は自分の目で美味しい桃を見分けることをおすすめします。
・桃の食べごろ
いくら日光をたっぷり浴びて完璧な状態で育った桃や、糖度が非常に高く等級も高い桃でも、生の果物である以上は「食べごろ」というものが存在します。
たとえば、枝がついていたくぼみの内側の色を確認してみましょう。
桃はもともと木になっているところを収穫されるため、枝が切り取られたあとが必ず残っています。
その部分色をよく見てみると、収穫したての桃はくぼみの部分がまだ緑色になっていることが分かります。
その部分が時間の経過とともに、徐々にクリーム色に変化して来ますので、それが桃の食べごろのサインになります。
さらに、くぼみの部分がクリーム色の変わってきたら、今度はくぼみの内側をそっと押してみましょう。
指で押して若干へこむくらいのやわらかさを感じられれば、そのときが一番の食べ頃です
指で押してみてもまだしっかりと固いようでしたら、もう数日置いておくと食べごろになることでしょう。
・まとめ
ぱっと見たところ同じ桃で、見分けがつかないような場合でも、食べてみると確実に味が違います。
同じ味の桃はひとつも存在しません。それが果物のおもしろさだったり、魅力でもあるのですが、せっかくなら少しでも美味しい桃を食べたいですよね。
特にスーパーなんかで同じ値段で売られている桃なら、ちょっとでも甘味が多く、香りもいい桃を見分けて変える方が、なんだか得した気分になります。
今回まとめたような美味しい桃の見分け方を知っていれば、自分で食べる時はもちろん、贈り物やお土産として人に渡したりする際にも喜ばれると思います。
(桃って結構ギフトでも喜ばれるので私は重宝しています)
とはいえ!元も子もなくなってしまうかもしれませんが、今回ご紹介した方法はあくまで一般的に美味しいとされる桃の見分け方だったので、
もしかすると「少し固めの桃が好き」とか「ちょっと薄味くらいの方がいい」といった好みの方もいらっしゃるかもしれません。
ですので今回ご紹介した桃の見分け方は、あくまでひとつの基準にしていただき、あなたにあった桃の見分け方を見つけることが一番なのではないでしょうか?