ダイエットのためにジョギングやジムトレーニングで汗を流し、乾いた喉を潤すときにまず思い浮かぶ飲み物は、
おそらく多くの方にとっては「スポーツドリンク」だと思います。
自販機やパッケージの青い色が昔からおなじみになっているあのドリンクや、
あらゆるスポーツの日本代表公式飲料にもなっていたりする誰もが知るほど有名なドリンクなどが思い浮かびますよね♪
私もジムで汗を流したあとは、特に深く考えずにスポーツドリンクをいつも飲んでいました。
のどを潤すことはもちろん、それ以外にもジュースやコーヒーよりも健康にいい気がなんとなくしていて、よく飲んでいます。
そんな中、先日たまたまジムではなくコンビニでスポーツドリンクを買いました。
特に運藤をしていたわけでもないのですが、何となくあの味が飲みたくなって買い、自宅で一口飲んだときにふと気が付きました。
「あれ? スポーツドリンクってけっこう、甘い?」
それからはどんどん気になってしまいます。
健康にもいいと思っていたスポーツドリンクですが、「実は砂糖がたっぷり入っていたりするのかも」ってことは
ダイエットのために頑張った運動もスポーツドリンクを飲んだら台無しになっちゃうのかも。
スポーツドリンクは太りやすいのでしょうか?
・スポーツドリンクは太る?砂糖はどれくらい?
少しでもダイエットを意識している方にとっては、飲み物に含まれているカロリーは気になりますよね。
実は調べてみると、やはりスポーツドリンクには糖分がけっこう含まれています。
当然その分のカロリーが含まれており、カロリーがあるということは、飲み過ぎればもちろん太る可能性も出てきます。
スポーツドリンクに含まれている糖分濃度は、有名なドリンクですと6.2g/100mLとなっており、
スポーツドリンク1本(500mL)あたり約30gの砂糖が含まれています。糖分30gは角砂糖でいうと6個分。
ちなみに、他のソフトドリンクの糖分濃度と比較してみると、世界一有名なあの炭酸飲料は11.3g/100mL、
CMでおなじみのあのオレンジジュースは10.7g/100mLとなっており、スポーツドリンクは比較的糖分が少ない方ではあります。
しかし、スポーツドリンクもペットボトル1本で角砂糖6個を頬張っているのと同じ糖分量
運動後にがぶがぶ飲んでいたことを思い出すと、なかなか衝撃的な事実ですよね。
・それでも必要なスポーツドリンク
でもご安心ください。スポーツドリンクにそれだけの糖分が含まれているのにはちゃんと理由があります。
スポーツドリンクに含まれている糖分には、実は熱中症対策において重要。
長時間運動を行うとき、あるいは暑い季節の野外活動などでは、スポーツドリンクに含まれる糖分には次の3つの効果があります。
効果①:味を美味しくする
汗をかいたときには水分だけでなく汗で失われた塩分(ミネラル)も一緒に補給する必要があります。
しかしただの塩水では飲みづらいため、糖分を入れることで味が美味しくなり飲みやすくなります。
効果②:水分の吸収を促進する
砂糖はブドウ糖と果糖という2種類の糖分からできているのですが、ブドウ糖には塩分とともに水分の吸収を促進する効果があります。
効果③:エネルギーを補給する
減量時には摂取カロリーを抑えることは大切ですが、カロリーとは体を動かすためのエネルギーのことです。
スポーツドリンクの糖質には運動時のエネルギーを補給するという大切な役割があり、
糖分からエネルギーを補給しないことは運動のパフォーマンスに影響を与えるということも考慮しておく必要があります。
・まとめ
ふだん特に意識することなく飲んでいるスポーツドリンクですが、けっこう糖分が含まれているということだけでなく、
その理由がきちんとあることや、その時々の目的やシーンに合わせて糖分量の違うスポーツドリンクを選ぶ必要性など、目からうろこな事実が分かりました。
私の場合、冒頭の場面でスポーツドリンクをいつもより甘く感じたのは、
特に運藤をした後という訳ではない時に糖分量が多いタイプのドリンクを飲んだからだと、今では納得できます。
(飲料メーカーさん、勘違いして早合点してしまい、スミマセン。。)
正しい理解と使い分けによって、スポーツドリンクを健康のためにうまく役立てるようにしましょう!