気軽に水分補給ができるスポーツドリンク。
汗をかきやすい時期になどには、熱中症対策として大活躍をしてくれますね。
しかし、中にはスポーツドリンクが苦手という方も少なくありません。
味が苦手、後味が苦手、中にはスポーツドリンクでお腹を壊す人もいるようです。
でも、水分を取らなきゃ脱水症になってしまいますし、特に夏場は、熱中症も心配になってしまいます。
スポーツドリンクの代わりとなるものはあるのでしょうか。
・スポーツドリンクが苦手な理由
メーカーによって、スポーツドリンクに入っている成分は変わってきます。
でも、スポーツドリンクと名の付くものは、運動後に飲むと例外なく美味しいですよね。
それは、運動によって失われた水分やミネラルなどを、効率よく吸収できるように配合しているからなんです。
しかし、中にはスポーツドリンクが苦手と感じる方もいるようです。
確かに、メーカーによっては味が濃すぎると感じることはありますが、あの独特な甘さやしょっぱさが苦手なのだといいます。
また、後味が苦手というのも多く聞かれる理由の1つで、飲んだ後の喉に引っかかる、いわゆる喉越しが苦手な方もいるようですね。
中には、糖分が含まれているのでカロリーが高く、太るから嫌だという理由で敬遠している人も・・・
スポーツドリンクを苦手としている方の理由は、いろいろあるんですね。
・水だけではダメな水分補給
ところで、なぜ水分補給が必要なのでしょうか?
私たちが生きていく上で水が必要なのは重々承知なのですが、補給できないとどういった不具合が起こるのでしょうか。
人間の体内は、水分を多く含んでいます。
体内の水分量は加齢とともに減少していき、赤ちゃんの時で体の80%程度。
成人になるとで60%まで減少し、高齢者になると50%程度にまで減っていくとされています。
体の半分以上は水分でできていることからも、その役割は重要だということがわかりますね。
水分は、体の隅々まで栄養を運んだりしている他、老廃物の排出を手伝ったり体温調節をしたりと、私たちが生きていくために大切な役割をしてくれています。
そして、体の水分の中には、塩分がわずかに含まれています。
塩分は、体温調整のために汗とともに体外に排出されてしまうので、水分と同様に補給しなければなりません。
水分のみを摂取しても体は塩分を一定に調節しようとするするため、水を受け付けなくなってしまうんですね。
体内の水分量と塩分量の比率は、一定を保つ必要があるんです。
・水分と塩分と熱中症について
汗をかいて体内から水分や塩分が足りなくなると、体に栄養が行き渡らなくなり様々な不具合を起こします。
日本では、6~8月にかけての時期が水分補給を意識しなければならない時期といわれています。
この時期は、暑さに体が慣れていないため、特に注意が必要なのだとか
熱中症の恐ろしさは、毎年ニュースにも取り上げられていますよね。
症状がひどい場合には、最悪の場合、命を落とす危険性だってある恐ろしいもの。
症状が出たら、少しでも涼しい日陰などに避難して、早急に水分と塩分の補給が必要となります。
我慢なんてしてたら、絶対ダメですよ。
熱中症対策として、夏場は直射日光の当たる場所に長く居続けないこと。
無風の場所、たとえば室内や車の中、都会のビルが立ち並ぶ場所もアスファルトの照り返しなどで気温が上がりやすく、熱中症に陥りやすいので注意が必要です。
・スポーツドリンクが苦手でもOK
脱水症や熱中症を防ぐには、水分と塩分が必要です。
そして、失った水分と塩分を補給するには、手軽に手に入るスポーツドリンクがおすすめです。
ですが、少し回りくどくなりましたが、スポーツドリンクが苦手な方はどうしたらいいのでしょう。
水分は水でも補給できるので問題はないとして、塩分の補給が悩ましいですよね。
とはいえ、昨今は塩分を含んだ飴やタブレットが販売されているので、意外と簡単に補給することができるんです。
直接、塩を舐めるのも効果的なんですよ。
また、汗をかきやすい季節は日々の食事に塩分を多目に味付けをしてみるなど、工夫して塩分を摂取するようにしてみてください。
梅干しや漬物などはさっぱりとしているので、夏の食欲のない時期でもおすすめですよ。
ただ、やっぱり手軽さや効率ではスポーツドリンクに軍配があがります。
スポーツドリンクは水分と塩分を吸収しやすいように、絶妙なバランスで配合されています。
メーカーによって味が変わるので、苦手な味だったらメーカーを変えてみるのもいいかもしれません。
・まとめ
スポーツドリンクが苦手な方は、水分とともに塩分を忘れずに補給して、脱水症や熱中症を防ぎましょう。
今回の記事をまとめます。
①スポーツドリンクが苦手な人はちゃんと理由がある。
②水と共に塩を補給すること、それが水分補給。
③熱中症を甘く見ると、生命の危険があります。
④スポーツドリンクが苦手でも、代替手段はたくさんあります。
熱中症対策には、水分補給はもちろん、良質な睡眠やバランスの取れた食事も大切です。
また、暑さに我慢はせずに、エアコンや扇風機などを使って乗り切りましょう。
とはいえ、暑いからといって全然運動しないと耐性がつきませんので、時には適度に体を動かすことも必要です。
その時は、こまめな水分補給を忘れずにしましょう!