学校の休み時間を、どのように過ごしていますか?
友達と話したり、仮眠をとったり、本を読んだり、人それぞれ過ごし方があるでしょう。
大抵の場合それは、「息抜き」であると思います。
しかし、中には休み時間でさえも勉強に充てるという人もいることでしょう。
実は、私も学生時代には、休み時間に勉強して過ごしていることがよくありました。
寸暇を惜しんで勉強をすることは尊敬すべきことですが、反面、「メリハリがない」と捉えることもできます。
また周りの友人に「ガリベンだ」とからかわれる心配もあります。
この記事では、「休み時間に勉強をすることが、成績や人間関係にどのような影響を及ぼすか」を紹介します!
・休み時間に勉強すると成績への影響は?
勉強は、すればするほどいいに決まっていますよね。
しかし、問題なのは休息をとらないことです。
授業中は元より、休み時間にまで頭を働かせては、集中力も持つはずがありません。
人間の集中力というのは、20分ほどが限界だそうです・・・
これ以上は、集中しているようでも、実のところは思考が止まったり遅くなったりしてしまいます。
時間を忘れて何時間も熱中することがありますが、あれはずっと集中しているのではありません。ただ夢中なだけです。
勉強にしても変わりません。
いくらでも勉強し続けられるのは素晴らしい才能ですが、効率を考えると、リフレッシュは重要です。
最大のパフォーマンスには細心のメンテナンスが欠かせないことと同じように、最高の成績を取りたいのなら、息抜きをする勇気と計算が必要です!
休み時間にまで頭を働かせ続けることは、一見すると良い成績に繋がりそうですが、休むときには休んだ方がかえって成績の伸びが期待できるという結論に至りました。
・勉強の効率をあげるために休みかたを工夫する
「それでも勉強していないと落ち着かない!」というなら、やり方を工夫しましょう。
息を抜きつつ、勉強をする方法を考えるのです。
相容れないように見える衝突も、よく観察すれば、ぶつかり合う面が平らではないことに気が付きます。
両者は複雑な凹凸をぶつけ合っているのです。遠目には全くの衝突でも、実際には僅かな隙間があったり、うまく組合って収まっていたりします。
この「隙間」や「組合い」に、解決策は隠されています。
「息を抜きつつ勉強する」という条件の衝突にもそれはあります。
たとえば、「得手不得手の分析」とか、「答え合わせ」といった、勉強の一環でありながら頭を然程使わない作業がそうです。
頭をリフレッシュさせながら勉強も続けるには、勉強のうちの作業の部分を休み時間のために取っておく。
すると、集中するときにはムダな作業などせず、頭を使うことに専念できます。
・休み時間に勉強すると人間関係への影響は?
休み時間に勉強ばかりで、友人とのコミュニケーションすら疎かにしていれば、友人が離れていくのも当然。
受験前のピリピリとした空気感のなかならばともかく、受験年でない場合や受験まで時間のある場合に、休み時間まで勉強に充てる人に近づきがたいのは一目瞭然です。
他人の目など気にする必要はありませんが、学校という狭い社会のなかで生活するためにも、
息抜きのためにも、休み時間は友人と会話を楽しんだり、せめて勉強の手を止めたりすることをオススメします。
コミュニケーションの大切さも知っておくべきでしょう。
友人と話したり、遊んだりすることは、机に向かって勉強に励むより不真面目であり、褒めるに値しないことだという風潮があります。
むろん、友人と遊んでいるだけではいけません。
しかし、良い友人関係というのは、成績を伸ばすためにも、健全な生活のためにも大切なことです。
よき友であり、よきライバルでもあるクラスメイトとのコミュニケーションは、息抜きになると同時に、モチベーションを上げてくれる存在でもあります。
時には、励ましてくれることもあるかもしれません。
そして何より学生時代の友は、一生の宝物です。
勉強も大切ですが、だからこそ友人とのコミュニケーションも大切にしましょう。
・まとめ
ここまで、「休み時間に勉強をすると成績や人間関係にどう影響するか」をご紹介してまいりました。
さいごに要点を振り返ってみましょう。
1、最大のパフォーマンスには細心のメンテナンスが必要!
2、頭を使わない作業を休み時間に充てれば、息抜きしつつ勉強できる!
3、友人とのコミュニケーションは、勉強のためにも大切!
「未来のために、いま頑張る」という精神は素晴らししい心構えです。
しかしこれが行きすぎると、永遠に未来のために頑張り続けることになりかねません。
本当に大切なのは今この瞬間です。
青春の輝かしい時間を、将来の暮らしのために投げ打つことは利口とはいえません・・・
いつまでも、「いまを大切に」できるよう頑張りましょう。