「ブランコをこぐと痩せる」という話を耳にしました。
そう聞いたとき、「まさか子どもの遊具で痩せるワケがない」と思いましたが、確かにブランコは一見楽なようで案外筋力を使うものなのかもしれません。
もしかしたら、ランニングやスイミングに代わる、遊びながら痩せられる新しいダイエット法なのかも!
なかなか軽視はできない噂です。
そこで今回は、「ブランコは本当に痩せるのか」を調べて参りました。
また、ダイエット用のブランコなるものが存在するようなので、そちらの情報も併せてご紹介いたします!
・ブランコをこぐと痩せると言われる理由
そもそも数ある遊具のなかで、なぜブランコがダイエットに向いていると言われるようになったのでしょうか。
カギは、ブランコの不安定性にあるようです。
あの揺れがあるからこそ、それに抵抗して体幹が鍛えられる。
揺らすために筋力を使う。
酸素運動なのでカロリーも消費できる。
これらの条件のために、「ブランコをこぐと痩せる」と言われているようです。
もしこれが事実ならば、座ったままで楽しく痩せることができますね!新しいダイエット法として注目を集めるのも納得です。
・本当にブランコで痩せることができるのか
【運動だけでは痩せない!】
確かに、ブランコは体力と筋力を自然に鍛えられるような気がしますね。
しかし、あくまでもこどもの遊具。本当にブランコをこぐだけで痩せることができるのでしょうか。
いいえ、そんなわけはありません。
運動はダイエットの一部分に過ぎないからです。
どんな運動をしようと、食事や生活に問題があれば痩せることはできません。
まず、そのことを確認しておきましょう。
【ブランコは有酸素全身運動である】
ランニングやウォーキング、スイミング、縄跳びなどの運動は、ダイエット効果が高いとされています。
これらの運動に共通するのは、「全身運動である」という点です。
全身運動とは、その名の通りカラダの一部ではなく全身を働かせる運動です。
全身運動には有酸素運動と無酸素運動があります。
有酸素運動は、呼吸をしながら行う運動で、主にランニングやサイクリング、スイミングなどが挙げられます。
無酸素運動は無呼吸で行う運動で、筋トレがそうです。
ダイエットのための運動には、有酸素全身運動を行うとよいとされております。
【消費カロリーが大事】
ここまでの考察を見る限り、ブランコもダイエット向きの運動として数えていいように思えます。
しかし、ダイエットにおける運動の役割は、カロリーの消費!その数値が重要です。
ブランコを漕ぐことによる消費カロリーを調べてみました。
調べてみましたが、なにせ「ブランコで痩せよう」なんて馬鹿らしい話ですから研究データーが見つかりません!
しかし、ブランコは、ランニングやウォーキング、スイミングに縄跳びなどと比べると、どれだけ続けてもそうそう息が上がることはありませんよね。
また、使う筋肉量も比較的少なく済みます。自重を支えたり、前進したりする必要がないためですね。
それにブランコの揺れはある程度まで行くと振り子のように勝手に揺れ続けます。
あとはその揺れに耐えるのみですから、電車に揺られているのと大差はありません。
従って、ブランコは有酸素全身運動ではあるが、カロリー消費量が少なすぎるため、ダイエット向きとは言い難い。という結論になるのではないでしょうか?
・ダイエット用ブランコがある!
ところが、調べていると、「ダイエット用ブランコ」の存在があることが分かりました。
これがどうやら、ただのブランコではないらしい・・・
こどもの遊具として公園に設置されている所謂ブランコでは、消費カロリーが少なすぎてダイエットには実用的ではないことが分かりました。
しかし、ブランコダイエットを諦めるのはまだ早い!
ダイエット向きに作られた、カロリー消費量の多いブランコがあるのです。
その名を「空中ブランコ」。
ふつうのブランコと何が違うのでしょうか。
名前の通り、高い場所で行います。
しかも足場や腰掛はなくバーを手で握るだけ。よくサーカスで行われるアレですね!
常に、揺れるバーにぶら下がった状態で、様々な技を決めるこのエクササイズです。
楽しく遊びながら、体幹や筋力をしっかりと鍛えることができるのでダイエット方法として非常な注目を集めています。
もはや、楽に痩せる方法ではありませんが、「楽しく」痩せたいという要望には、空中ブランコが応えることができそうです!
・まとめ
ここまで、「ブランコで痩せるのは本当か」を考察しご紹介いたしました。
さいごに要点を振り返っておきましょう。
1、運動だけでは痩せない!
2、ダイエット向きの運動は、有酸素全身運動。
3、ブランコは有酸素全身運動だが、消費カロリーが少なすぎる!
4、ダイエット用ブランコ「空中ブランコ」なら楽しく痩せられる。
世には、数えきれないほどのダイエット法が存在します。
しかし、新たなダイエット法の開拓が終わることはありませんし、需要もなくなりません。
それは、ダイエット法が悪いせいでしょうか。それもあるでしょう。
しかし、多くの場合、ダイエット法をまっとうできないことが原因で断念するのだと思います。
結局は根性ということでしょうか?
諦めるのはまだ早い。「根性」の代わりに原動力となるものがあります。
それは「楽しみ」。楽しいことをして痩せることができれば最高です。
空中ブランコダイエットは、それを叶えてくれるダイエット法かもしれませんね。