学校の授業って、大して何ごともなくやり過ごせる日は別になんてことないんだけど、
何の前触れもなく先生に当てられる、ってことあるじゃないですか?
たとえば国語の授業で、教科書に書いてある文章をただ読ませるために先生がランダムに誰かを当てる。
当てられた人は一応その場で立ち上がって、教科書を手にもって書いてある文章をただ読むだけ。
ただそれだけなのに、なんかすっごく緊張してしまうことがありますよね
ひどいときは緊張で息が続かなかったり、声が震えしまったり、とにかく大変なんですよね。
とても簡単な問題だからこそ、もしも間違った答えをしてしまったら、周りの同級生に笑われたりバカにされたり、
恥ずかしい思いをするんじゃないかと考えてしまい、すごく不安になります。
そこで今回は、授業中に緊張しない方法・対策について紹介します!
その前に、緊張について少し見ていきましょう!
・そもそも「緊張」って何?
緊張する人もいれば、いきなり先生に当てられても全く緊張もせず、普段通りにリラックスした様子で答えたりする人もいます。
そういう人を見るとよりいっそう「私だけ何でこんなに緊張してしまうんだろう…」と悩みが深くなっていきます。
そもそも人間はなぜ「緊張」するのだろう?
その理由が気になり、調べてみました。
緊張するのは人間にもともと備わっている、本能的な機能のようです。
絶対に失敗できないようなシチュエーションに置かれた時、人間は自動的に脳や身体の機能を最大限に高めようとします。
たとえば遥か昔の原始時代に、食料となる獲物を狩るために動物と対峙するとき、その獲物がどういう風に逃げようとするかを考えるために脳をフル回転させる必要があります。
そのためには、脳になるべく多くの酸素を供給するために、自然と呼吸が速くなり、息が上がったような状態になるはずです。
身体にとっても同じことで、筋肉にはいつも以上にグッと力が入ったことでしょう。
それは現代人で言うところの「緊張している」状態だったようです。
そうすると、原始人にもおそらく「緊張してしまう」という悩みはあったのかななんて思ってしまいます(確かめようはありませんが笑)
要するに、緊張してしまうのはあくまで自然な身体の働きなのです。
緊張しやすい人と緊張しにくい人の違いは、この防衛本能の敏感さにあります。
ということは、あまり緊張せずリラックスしている人は、現代においては少し羨ましく思えますが
もし原始時代に生まれていたら間違いなく動物に襲われてきっと長生きできません笑。
とはいえ、現代に生きる人にとっては、そこまで過度な緊張は必要ないことが多いですよね。
失敗してはいけないと焦り過ぎて身体がブルブル震えるほど力が入ったり、
あらゆる不安やリスクが次々に頭に浮かぶほど脳の回転が上がってしまう状況は、できれば避けたいところです。
「緊張」してしまう理由が分かったので、さっそく授業中に緊張しない方法を紹介していきます!
・授業中に緊張しない方法
では、どうすれば授業中にひどく緊張せずに済むのか?
ひとつは「失敗を必要以上に恐れない」ことです。
授業中に当てられて答えを間違ったり、文章を読み間違ったりしたところで、別に命を落とすわけでも何でもありません。
古代のマンモスに襲われるのとは全く話が違うのです。
というのも、仮にあなたが文章を少し読み間違えたり、途中で口ごもってしまったりしても、
おそらく周りで聞いている同級生たちは大して気にはしていません。
その場では笑いが起こったりして恥ずかしい思いをするかもしれませんが、1週間もすればもう誰も覚えていません。
早ければその日のうちに忘れ去られます。
スマホやインターネットにより情報が溢れるこの時代に、あなたが失敗したという記憶を上書きするような興味深い情報は、世の中にたくさんあるのです。
その証拠にあなた自身も誰かの失敗を思い出せますか?
授業中に誰かが間違った、ということは覚えていたとしても、誰がいつどんな内容で失敗したのかまではきっと覚えていないはずです。
要はそれだけ、どうでもいいちっぽけなこと、ということです。
そう考えることができれば、それだけちっぽけな失敗をそこまで恐れる必要が無くなります。
すると身体や脳もそこまでフル稼働する必要が無くなり、息が上がってしまったり心臓がドキドキと激しく動くこともなくなるでしょう。
・「失敗」を『経験』として捉えると、やがて緊張しなくなる?
「そうはいっても、やっぱり緊張してしまう」という人もいるかもしれません。
その場合は「あえて失敗しに行く」という方法が実は有効だったりします。
世の中には大観衆の前でスピーチを堂々としたり、どんな状況でも臨機応変に対応できる頭のいい人がいます。
そんな人たちを見ていると、自分とは全く別の人種なのかなと思ってしまいます。
ですが、実際にはそんなことはありません。
そういった人たちは、過去に人一倍多くの失敗を重ねてきていることがほとんどなのです。
失敗を恐れずに、むしろどんどん失敗を繰り返していくことで「こういうときにこうなったら失敗する」という知識が、
失敗をしない人たちに比べて速いスピードで蓄積されていきます。
要は、過去にたくさんの失敗をしたおかげで、「成功する方法が消去法的に嫌でも分かってしまう」ということなのです。
・まとめ
授業中に当てられると少なからず緊張してしまうものですが、決して悪い事ではありません。
繰り返しになりますが、もしそこで失敗したとしても周りの人は意外と気にしていませんし、
むしろ成功するために必要な失敗の経験を積めるいいチャンスとして、
前向きにとらえることができれば、おそらくあなたの緊張はいくらか軽くなっていくはずです。