忙しい現代人には、まして時間厳守の我が国には、目覚まし時計は欠かせない存在。
しかし、あのうるさいアラーム音は誰にも愛されることはありません。
むしろ、また忙しい一日が始まったことを報せる嫌われもの。
そんな、人に絶望を与えるアラームが、一日中鳴り続けたとしたら大変な迷惑になってしまいますよね。
うっかりアラームの設定を解除せずに外泊してしまったら、翌朝目覚し時計は鳴り続けることになるのでしょうか。
もしそうだとしたら、ものすごい近所迷惑です!
果たして、目覚まし時計は消し忘れたり放置したりすると永遠になり続けるのでしょうか?
この記事では、「目覚まし時計のアラームを消し忘れたらどうなるのか」、また「目覚し時計の消し忘れに気付いた場合の対処」を紹介します。
・目覚し時計のアラームは消し忘れても自動で止まる?
結論からいうと、大抵の場合アラームは消し忘れても勝手に消えるようにできています。
アナログでもデジタルでも仕組みこそ違いますが、5分から60分ほどで消えるように作られているようです。
稀に、古い時計や安い時計の中には、永遠に鳴り止まないモノもあります。
もしくはデジタル時計のアラーム設定で鳴り続けるよう設定している場合にも電源が断たれるまで鳴り止むことはありません。
とはいえ、基本的には放置していても自動で消えると考えてよいでしょう。
・アラーム機能の仕組みと注意点
【アナログ時計の仕組みと注意点】
アナログ時計のアラームは、アラーム用の針(目安針)を起こしてほしい時刻に設定して使いますよね。
しかしどうして、それだけで時刻通りにアラームが鳴るのでしょうか?
実は、目安針を動かす歯車(目安車)には溝が掘られています。
一方で時刻を示す針(時針)を動かす歯車(時針車)には突起が。
この突起が溝に入ったとき、接点が接触してアラームが作動するという仕組みになっています。
しかし、通常アナログ時計は一日に短針が二週しますよね。
つまり、アラームをオフにしておかないと12時間後にもアラームが鳴ってしまいます。
また、毎晩、翌朝のアラームをオンにしなくてはいけないので忘れると大変です。
【デジタル時計のアラームの仕組み】
携帯電話を含め、デジタル時計のアラーム機能は単純です。
設定された時刻になったら音がなるよう設定されているだけですから。
それに、アナログ時計と違い、音量調節が可能なものも多いため、多少なり続けたとしても近所迷惑にはならないかもしれません。
ただ、スヌーズ機能が搭載されていることもデジタル時計の特徴です。
スヌーズ機能とは、一度目覚しを止めて二度寝をしてしまった場合に、再度起こしてくれるというもの。
これも一定の間隔で鳴るタイプ、二度止めなくてはいけないタイプなど商品によって仕様が異なります。
こうしたスヌーズ機能は、二度寝防止には役立ちますが、消し忘れをしやすいという難点もあります。
騒音の一度や二度は許せても、何度も続くと流石に近所の方からのクレームになりかねません。
・目覚し時計のアラームを消し忘れたことに気付いたら
大抵の時計は勝手に鳴り止むとはいいましたが、それでも5分から60分ほどは、あのやかましい音が鳴り続けるわけです。
それに昨今は、強い光を発したり、バイブレーション機能がついていたり、
敢えて決まったアクションをするまで鳴り止まない仕様になっていたりと、単純にうるさいだけでは済まないものも少なくありません。
消し忘れて出かけてしまうと、たとえ5分でも近所迷惑になってしまいます。
アラームの消し忘れに気付いた場合には、帰宅できるのであれば帰宅した方がいいでしょう。
自分で止めるか、電源を断たれるまでは鳴り止まないタイプの目覚し時計なら、すぐにでも帰って止めましょう。
どうしても帰れない場合には、家に入れる人に頼んで止めてもらうことです。
家族や恋人、大家さん、管理人さんなどに連絡して止めてもらうしかありません。
自分でとめることも出来ず、頼める人がいない場合は、警察に連絡しましょう。
騒音を延々と鳴らし続けるよりは、見ず知らずの人が家に上がり込む方がマシです。
しかし、帰ることがむずかしく、時間が経てば鳴り止むタイプのアラームなら致しかたありません。
しばらくの間近所の方に迷惑をかけてしまうかもしれませんが、あとで謝罪をするのをわすれないようにしましょう。
【アナログ時計をオフにし忘れたら】
アナログ時計はアラームをオンにしたままだと12時間後にも鳴ってしまします。
それに、電子音ではなく「ジリリリリリリ」とうるさいベルをならすものも少なくありません。
こちらも時間が経てば鳴り止むとはいえ、できれば止めに帰った方が良いでしょう。
・まとめ
ここまで、目覚まし時計のアラームを消し忘れるとどうなるか、消し忘れた場合にとるべき行動をご紹介してまいりました。
さいごに要点を振り返ってみましょう。
1、大抵の目覚し時計は勝手に止まる。
2、自分の目覚し時計の仕組みをよく把握しておこう。
3、消し忘れに気付いたら、鳴り止まないタイプの場合、あらゆる手を使って止める。そうでない場合もできる限り止めること。
4、少しでも騒音を出してしまったら謝罪にいこう。
「たかがアラーム」と思うかもしれませんが、騒音による近所迷惑は私たちが考えている以上に深刻な問題です。
隣人の騒音が気になって眠れなくなったり、受験勉強を妨げてしまったり、幼子の眠りを妨げてしまったり・・・
騒音が原因で殺人事件に発展することも珍しいことではありません。
狭い土地に壁一つ隔てて生活する現代の暮らしにおいて、騒音は非常な迷惑行為になります。
アラームが数十分鳴り続けるくらい許してくれると高をくくらず、消し忘れに気がついたらできる限り止めにかえるか人に頼んでけしてもらうようにしましょう。
どうしても止めることができなかった場合には、必ず謝罪に伺うことが大切です。