よく確認しているつもりなのに、なぜか忘れ物をしてしまう。
見つかれば「なんでこんなところに?」と、笑い話で済むのですが、「あっ!」っと思った時のあの何とも言えない瞬間は、あまり気持ちの良いものではありません。
出来ればしたくない忘れ物ですが、ついついやってしまうのが人間です。
そこで今回は、忘れ物をしてしまった時に、どうやったら見つかりやすくなるのかについて調べてみました。
いつ訪れるかわからない忘れ物との格闘に備えて、参考にしてみてください。
・忘れ物を見つけるには最初にこれをする!
忘れ物が発覚した時って、焦ってしまいますよね。
あの瞬間的に時間が止まったような、全身から血の気が引くような感覚は、二度と経験したくないものです。
でも、忘れ物を早く見つけたいからといって、慌てて探し始めてしまうのはNGです。
なぜなら、忘れ物が発覚した瞬間は、頭が軽いパニックのような状態になっていることがあるからです。
そんな状態の時に探し始めても、効率よく見つけることは難しいでしょう。
ですので、早く見つけたいという気持ちはグッと堪えて、まずは一呼吸置きます。
そして、落ち着いて考えることのできる状況をつくってから、ゆっくりと記憶を辿っていきます。
例えば、忘れ物がスマホだったとしましょう。
あなたがスマホを最後に触ったのはいつでしょうか、そして、どこだったのでしょうか?
車で買い物に行った時に、駐車場に車を停めてスーパーに向かう時には持っていた。
買い物を終えて車に戻った時、時間を確認するためにスマホを見た。
でも、その後に触った記憶がない
と、ここまで思い出すことができると、じゃあ車の中が怪しいなってなりますよね。
このように、自分の行動を順序だてて整理してみましょう。
決して焦らず、ゆっくりと記憶を辿っていくことが大切です。
・記憶とと同じ行動をとってみよう
忘れ物をしたであろうシーンの目星がついたら、その時と同じ行動をとってみましょう。
シミュレーションをしながら、五感を使って思い出してみてください。
その時と同じ状況を再現することによって、薄れていた記憶が蘇ることがあるからです。
再現するにあたっては、その場所に行ってみることがベストです。
しかし、そんなに都合がいい場所にあるとも限りませんよね。
なので、現場に行くことが困難だったら、その場にあるもので代用しても構いません。
なるべく忠実に、そのシーンを思い出して再現してみてください。
そして、その時に自分がどういう行動をとっていたのかを、記憶を辿ってみましょう。
先程のスマホの例を挙げると、車の中にある可能性が高いということが分かりますよね。
その場合は実際に車に行ってみて、その時の状況を再現してみます。
車で帰ってくる時、信号待ちでスマホを見なかったか。
車から降りる時に、スマホをちゃんとバッグに入れたかなどの動作を、一つ一つ思い出していきます。
そして、「信号待ちの時に、時間が気になってスマホを見た」といった具合に、実際にその時の事を口に出して実況してみましょう。
実際に口に出したり、手を動かしたりすることで、そう言えばあの時にと気付くのは、よくある話なのです。
一回のシミュレーションで見当がつかなかったら、二回、三回と繰り返して記憶を辿っていきましょう。
・忘れ物をしたであろう施設や機関に問い合わせてみる
忘れ物の場所が絞れたら、その場所を重点的に探します。
でも、見当を付けた場所が公共の施設や交通機関だとしたら、すぐに確認するのは不可能ですよね
その場合は、自分が立ち寄った場所や利用した交通機関、忘れ物をした可能性がある場所に電話で問い合わせをしてみましょう。
喫茶店やデパート、スーパーなどは、忘れ物があったら預かってくれています。
同じく、バスやタクシーの交通機関も、忘れ物があったら管理会社に保管しくれているはずです。
見つけてくれた人がいることを祈って、問い合わせてみましょう。
仮に問い合わせた時に見つからなくても、自分の所有物の特徴を伝えておくことで、見つかったら連絡をくれることがあるので、諦めないでください。
また、どうしても忘れ物をした場所に見当がつかなかったら、最寄りの警察で遺失届を提出しておきましょう。
警察では落とし物が届けられると、遺失物として預り、管理してくれています。
問い合わせは、警察署や交番、駐在所など、どこでも構いませんので、最寄りの警察所に問い合わせてみましょう。
また、近年はインターネットで忘れ物を検索できるサイトがあります。
サイトでは拾った場所や物の色などを確認できますので、ネット環境のある方はこちらを使って探してみるのもいいかもしれません。
・まとめ
忘れ物は、誰でもしてしまうものです。
発覚したら慌てずに、まず冷静に頭の中を整理してみましょう。
今回の記事をまとめてみます。
①いつどこで無くしたのか、冷静になって考えよう。
②忘れ物をしたであろう時と、同じ行動をとってみよう。
③心当たりのある施設や機関に問い合わせをしてみよう。
忘れ物は、無意識のうちにやってしまうので厄介ですよね。
ただし、自分が動くときに身の回りをよく確認したり、声を出して確認することで、忘れ物のリスクを軽減することができます。
忘れ物がなかなか減らないという方は、一度試してみてはいかがでしょうか。