ハッとして起きたときには、もう部活に間に合わない時間だった
そんな経験が誰にも一度や二度はあるものと思います。
この記事を読んでいるということは、現にその状況に直面しているのでしょうか。
部活に寝坊をすると、とても焦りますよね。
しかし焦るとろくな結果にはなりません。冷静にどうするべきかを考え、行動することが肝心です。
この記事では、部活に寝坊したときの対処法をご紹介いたします。
・部活に寝坊したらまずは落ち着こう
寝坊をして焦る気持ちは痛いほどわかります。
しかし、焦りは判断力を欠き、注意力を散漫にさせますから一度落ち着きましょう。
落ち着かないと、余計に先生や先輩方を怒らせる振る舞いをとってしまったり、忘れ物をしたり、交通事故に遭ったりと、遅刻以上の問題に発展しかねません。
深呼吸をして、水の一杯でも飲み腰かけましょう。考えるのはそれからです。
・部活に寝坊したこと正直に言おう!
さて、この記事を訪れたあなたが求めているのは上手い言い訳でしょうか。
それとも先生を怒らせない謝罪文句でしょうか。それもひとつの手段です。
ただし、オススメはできない。正義という名目でそう云うのではありません。損得の面から見てもオススメできないのです。
確かに、言い訳や言い訳がましい謝罪は、うまくすればその場は凌ぐことができるかもしれません。ただメリットはそれのみです。
一方でデメリットは多くあります。
嘘をついた罪悪感に苛まれ、先生や部員からは不信感を抱かれます。
サボり癖がつきかねませんし、嘘がバレたら罪が重くなり、より怒らせることになります。
それに、学生の社会はとても小さく狭いので、噂はあっという間に広がります。
やっぱり、できるだけ早く部活に行って、正直に「寝坊してしまいました」と謝るのがいちばんです。
その時は怒鳴られるかもしれません。罰があるかもしれません。恥をかくかもしれません。
しかし、正直に謝ったことは口には出さずとも密かに評価してくれるはずです。
先のことをよく考えてどうすべきか決断しましょう。
・寝坊して言い訳をするなら慎重に
それでも言い訳をするというなら、私にお手伝いできることはせいぜいバレる確率を下げることのみです。
少し言い訳のコツをご紹介いたしますので、少しでも参考になればと思います。
【仮病】
まず考え付く言い訳は「仮病」でしょう。
これは意外にも難しい言い訳です。
体調不良なら、部活の始まる前に連絡するのが普通。
部活がはじまってから「風邪で行けません」といえば嘘だとすぐに見抜かれます。
これには「連絡する余裕がなくて」と逃げることはできますが、それでもかなり怪しい。
ではどうするか。一度は学校に向かったことにします。その道中で体調不良が起こった、若しくは限界に至った。
という方が、事前に連絡できなかったことに言い訳が立ちます。
それから、体調不良の内容も重要です。
ポイントは、部活にいけないレベルの症状でありながら証拠の残らない異常を選択すること。
たとえば、頭痛や腹痛。これらは、場合によっては耐えがたい症状であり、外見にあらわれず体温計で測ることもできません。
本人の証言以外に真実をしる手がかりがないため、嘘だと見破ることは難しいのです。
ただし、あまりに痛がると病院へ行けと言われます。
そうなると診察料がかかってしまうので演技はほどほどに。
また、仮病を使うときは、家族をも騙さなくてはなりません。
学校から親に電話がくる可能性があるためです。親がこどもの体調不良をしらない、となると仮病を疑われてしまいます。
【トラブル】
道中でトラブルが発生して足止めを喰らっていた、というのもひとつです。
つまり作り話ですが、これには小説家並みの想像力が求められます。
トラブルとは具体的には、電車の遅延、お婆さんが困っていた、揉め事があった、財布を落として探していた、というようなこと。
考えればいくらでもシナリオは思いつきますが、難しいのはアリバイ工作です。
第一に、どのくらい遅刻しているかによって使えるシナリオが変わってきます。30分の遅刻であれば、遅延や人助けでいいでしょう。
これが1時間、2時間となるとそうはいきまん。
不自然すぎますし、大きな遅延はニュースになりますからすぐにバレてしまします。
それから、裏をとることの難しい嘘をつかなければなりません。
電車の遅延や、友人や家族の関わる嘘は危険です。
ネットで調べたり事情聴取をしたりすれば簡単にボロがでます。
「財布を落として探していました」、「鳥の糞が当たって一度着替えにかえりました」、「お腹を下してトイレを離れられなかったので」など、
部活より優先度の高いことや、気合や根性ではどうしようもないことを言い訳とするのがいいでしょう。
・部活に寝坊してもこの言い訳はダメ!
【親戚が急逝しまして】
有無を言わせぬ最強の一言、「親戚が急逝しまして…」。
つまり親戚が死んだため、急遽葬式に行かなくてはならないので休みます。というワケです。
こう言われては怒るわけにはいきません。
すこし嘘くささがあっても、事実だったら失礼になる手前、何もいうことができない。禁じ手です。
たかが、部活の遅刻のために、嘘とはいえ親戚を死んだことにするなど、非人道的です。
よほどの理由と状況がないかぎり、使ってはならない手です。
【親が寝坊しまして】
学生のうちは、毎朝親に起こしてもらっているという人も多いでしょう。
そのせいで自分の寝坊を親の寝坊のせいにしてしまうことがあります。
そのため、「親が寝坊しまして、遅れてしまいました」などというオカシナ言い訳を時々ききます。
部活にいくのは親ではありません。
いつもは起こしてくれる時間に起こしてくれなかったからといって、親に責任を押し付けるのはお角違いというもの。
そんな幼稚な言い訳をすれば、火に油をそそぐようなものです。
より怒らせてしまいます。それに自分が恥をかくことになりますので、決して人のせいにはしないことです。
・まとめ
ここまで、寝坊して部活に遅刻してしまった場合の対処法をご紹介してまいりました。
さいごに要点を振り返ってみましょう。
1、やっぱり正直に謝るのがいちばん。
2、言い訳をするなら完璧に。
3、非道徳的なことをしてはいけない。人のせいにはしてはいけない。
寝坊は誰にでもあることです。先生だって心当たりの一つや二つは必ずあるでしょう。
何度も繰り返すのでなければ大抵は許してくれるはずです。
それを、隠蔽しようと言い訳をすれば、怒りを買うことでしょう。
寝坊をしたその時は、怒られるのが嫌なので、言い訳をしようと考えてしまうものです。
そこは冷静になり、どうすることが自分のためなのかをよく考えれば、おのずと誠心誠意謝罪をするという選択に行きつくはずです。