外出中に、「アイロンつけっぱなしだ!」と気付いた経験はありませんか?
あるいは、まさに今がそうでしょうか。
火事にならないか、電気代がどのくらいかかるのか、ペットは大丈夫か、など心配になりますよね。
そこでこの記事では、外出中にアイロンをつけっぱなしにしていた場合の
・火事になる危険性
・どのくらい電気代がかかるのか
・出先でアイロンの消し忘れに気付いたとき取るべき行動
を調べたので紹介していきます!
・アイロンをつけっぱなしで火事になる危険性は?
通常、アイロンをかけないときにはアイロンを立てて置いておきます。
この状態であれば、先ず何かに火がつくということは考えにくいでしょう。
ただし、家に小さい子どもやペットがいる場合は話が変わってきます。
走り回っているうちに倒してしまったり、アイロンに触って火傷をしたりするかもしれません。
特にコード付きのアイロンの場合は足に引っ掛けて、倒してしまう危険があります。
また、地震が起こる可能性も大いにありますので、立ててあるからといって火事にならないとはいえません。
しかし、最近のアイロンには大抵、長時間つけっぱなしにしていると、自動で電源を切る機能が搭載されています。
とはいえ、機能が故障していないとも断言できませんから安心はしない方が良いでしょう。
・アイロンがつけっぱなしでの電気代は?
結論からいうと、一日中アイロンをつけっぱなしにしておいたところで、電気代は大した額にはなりません。
電化製品には、消費電力が記載されています。
アイロンの場合は小さなもので600Wほど。大きなもので1500Wほどです。
この数字は一見、多くの電力を消費してしまうように思えますが、あくまでもこの数値は最大消費電力。
しかし、アイロンの場合には、熱さの強弱によっても大きく消費電力は変動します。
600Wのアイロンを10分間つけっぱなしにした場合の電気代は、「低」で約1.4円。「中」なら1.9円、「高」は2.4円。
1500Wのアイロンなら、「低」で4.8円。「中」で6円、「高」は2.9円。必ずしも低い方が安いというわけではないようです。
これを見るかぎり、一時間で最大36円。10時間で360円。24時間つけっぱなしにしたら432円の電気代がかかります。
これを高いと感じるか安いと感じるかは人に寄りけりでしょう。私なら「高いなぁ」と感じてしまいます・・・
ところが、多くのアイロンには温度調節機能が搭載されています。
つまり、電力消費の激しいのは最初のアイロンを熱くする時間だけ。
それからは温度を維持するだけなので、それほど多くの電力を必要とはしません。
一度熱くなれば、維持するための電力は1/3程度です。
最初の10分は6円かかるとして、それ以降、10分につき2円として計算をし直すと、一時間で16円。12時間で148円。24時間なら292円となります!
1500Wのアイロンは強さ「高」にして24時間放置したとしても300円しないので電気代の心配は不要と考えてよいでしょう。
・アイロンのつけっぱなしに気付いたときは?
電気代はそれほどかかりませんが、怖いのは火事になる可能性はゼロではないことです。
外出中に、アイロンの消し忘れに気付いたとき、どうすればよいのかを考えてみましょう。
①家にいる家族に連絡する
まず、家に誰かがいるならすぐに、消してもらいましょう。
家にいるのが小さなお子さんであれば、電話で、慎重に扱うように指示しながら一個一個手順を踏んで消してもらうことが大切です。
火傷は、一生残る傷や障害になりかねません。
②鍵を持っている人に連絡する
問題は家に誰もいない場合。
まず考えられるのは、部屋の鍵を持っている人物です。
家族や親戚が近くにいるならすぐに帰って電源を落としてもらうのがいいでしょう。
家族や親戚が家の近くにいない場合、次に考え付くのは大家さんや管理人さんですね。
大家さんや管理人さんなら、家に入ることができるので、どうしようもなければ頼んでみましょう。
しかし、持ち家だと大家さんも管理人さんもいませんし、賃貸でも大家さんが同じ建物や近くに住んでいることも少なくありません。
管理人さんも常にいるわけではありませんよね。
③急いで帰る!
家に誰もおらず、すぐに帰れる家族や親戚もいない。そのうえ大家さんや管理人さんもいない。
となると、自分が急いで帰るしかありません。
家が燃える可能性があるなら、仕事の数時間くらい、休んでしまいましょう!
もし、火事がおこり近所の家に飛び火して被害が拡大すれば、人生が大きく変わってしまいます。
少しでも火事になる可能性があるなら、すぐに家に帰ることです。
④警察に連絡する
頼れる人がだれもいないうえ、どうしても自分が動けない。
もしくは帰るのに時間がかかるという場合は警察に電話しましょう。
家に入ることはできずとも、家の通電ブレーカーを落とすことは可能です。
少しでも火事になる可能性があるなら、必ず警察に連絡してください。
・まとめ
最後に要点を振り返ってみましょう。
1、立ててあれば火事にはならないが、倒れたり、こどもやペットが怪我をしたりする危険はある。
2、一日中アイロンをつけっぱなしにしていても、電気代はあまりかからない!
3、少しでも消し忘れた可能性があるなら、すぐに家族や大家さん、管理人さん、警察書などに連絡すること。
アイロンの消し忘れは、鍵の閉め忘れとはわけが違います。
仕事や用事があるからとか、帰って確認するのが面倒だからといって放っておくワケにはいきません。
火事が起これば自分の家や財産がなくなります。
それだけでなく、近所の方にも迷惑をかけ、下手をすれば多額の慰謝料を支払い続けて生きてゆくことになるかもしれません!
実際に、アイロンが原因で火事を起こしている事例はあります。
アイロンをつけっぱなしにしていることに気付いたなら迷わず、人の手を煩わせても確認することが大切です。