真夏になると、夜まで蒸し暑くって寝付くに寝付けないですよね!
そんな寝苦しい夜を、少しでも快適にしようとクーラーをつけて寝ることも多いでしょう。
しかし、エアコンには、電気代が高いという大きな欠点があります。
いくら暑いからといっても毎晩クーラーをつけて寝るワケにもいきません・・・
そんなとき、活躍するのが扇風機!
寝苦しい夏の夜から、少しの電力で助けてくれる扇風機は、クーラーがどこの家にも設置されるようになった現代でも未だ需要が衰えません。
しかし、クーラー病という言葉があるように、扇風機もまた、つけっぱなしで寝るととっても危険なのです!
暑い夏を快適に、安く、そして安全に乗り切るためにこの記事では、
・扇風機をつけっぱなしで寝ると危険な理由
・寝るときの扇風機の正しい使い方
この2つについて紹介していきます。
・扇風機をつけっぱなしで寝るとなんで危険なの?
「クーラー病」という言葉があるとおり、クーラーの風は、体に悪いというイメージがありますよね。
一方で、扇風機はどうしてか体にあまり害はないと思われがちです。
たしかに、クーラーの風は冷風なのに対して、扇風機は単に風を起こしているだけですから、クーラーの方がより体に悪いと言って間違いないでしょう。
しかし、風が体にあたり続けることに変わりはありませんから、扇風機も風を直接体に浴び続ければ体を壊してしまいます。
具体的にどのように体に悪いのか説明しましょう。
①体が冷えてしまう
人間は、睡眠時には排熱して体温を大きく低下させます。
扇風機をつけっぱなしにして寝ると、ただでさえ体温の低下している体に追い打ちをかけるように風を浴びせるため、体をうんと冷やしてしまいます。
すると、下痢になったり風邪を引いたり、酷ければ心筋梗塞や脳梗塞になったりするので危険です。
②脱水症状になってしまう
風にあたり続けると、体の水分が蒸発しやすくなります。
扇風機をつけっぱなしで寝たとき、夜中トイレに行きたくならなかったり、翌朝の尿もすくなかったり、という経験がありませんか?
あれは、体の水分が扇風機の風によって蒸発してしまったせいです。
また、体の水分が減ると血液もドロドロになってしまいます。
すると、血液を押し出すポンプの役割を担う心臓に負荷がかかり、起床時の疲れや倦怠感の原因になってしまうことも・・・
このように、扇風機をつけっぱなしで寝ると、低体温症になるだけでなく、脱水症状になる恐れもあるのです。
・寝るときの扇風機の使い方
「クーラーもダメ、扇風機もダメ!」
だからといって、暑さを我慢し続けていたら今度は熱中症になってしまいます!
しかしご安心ください、扇風機を使うこと自体がいけないのではありません。
使い方に気を付けさえすれば、扇風機を付けたまま快適に眠ることができますよ♪
それではその方法をご紹介しましょう。
・扇風機の首振り機能を使う
マズいのは、直接体に扇風機の風が当たり続けること。
つまり、当たり続けなければOKです。
大抵の扇風機には首振り機能がついているはず。
それを利用すれば、適度に風にあたることができます。ずっと風にあたり続けるよりは、だいぶマシになります!
・風は直接浴びない
首振り機能を使うのもいいのですが、本当はまったく風にあたらないことが理想。
扇風機を風に向け、一度風を反射させてあげることで、直接風にあたることを避けながら、快適な夜を過ごすことができますよ!
・タイマー機能を利用する
「暑くて寝苦しい!」
とはいえ、一度眠りについてしまえば案外暑さも平気なものですよね♪
つまり、眠りにつくまで快適であればいいのです。
扇風機のタイマー機能をつかえば、夜中眠りについた後で扇風機が勝手に留まってくれます。
とっても便利な機能なので、是非活用しましょう。
・エアコンと併用する
贅沢なようですが、クーラーと併用するという方法もあります。
最初に、寝室の窓を開けて扇風機を付けましょう。
そうして寝室の中にこもった熱気を外に出してあげます。
それから窓を閉めて、クーラーもつけますしょう。
クーラーをつけると冷たい空気は下に、熱い空気は上へと溜まってしまいます。
それを解消し部屋全体を涼しくするために使うのが扇風機。
下から上へと風をおくることで、部屋の空気を混ぜっ返します。
この方法を使うときは、くれぐれも風を直接体に当てないように調節しましょう。
それからクーラーも扇風機もタイマーをセットしておくといいですね。
・まとめ
ここまで、扇風機をつけっぱなしで寝ると体に悪い理由と、寝るときの安全な扇風機の使い方を紹介しました。
最後にもう一度要点を振り返ってみましょう。
1、扇風機の風を直接体に浴び続けると、低体温症や脱水症状になる危険がある。
2、寝るときには、首振り機能や壁に当てるなどして、直接体に風を当てないことが肝心。
3、タイマー機能を利用すれば安心。
4、クーラーと併用することで、快適な寝室をつくることができる。
クーラーや扇風機を使うのは体に良くないからといって、暑さを耐えるのも、熱中症の危険があり危険です!
正しい使い方をすればクーラーや扇風機も安全ですので、どうしても寝苦しいときには我慢せず、扇風機を使ってくださいね。
また、「節約のためにクーラーや扇風機を使わない」というのも素晴らしい心がけですが、背に腹は代えられません。
健康であってこその生活です!
節約もいいですが、何度を越えたら扇風機を使うというようなルールを設けてみるのもいいかもしれませんね!