リンゴやメロン、みかんなど様々な味が楽しめるゼリー。
ぷるぷる食感でとてもおいしいですよね。
お子さんがいる方はおやつとして食べさせてあげることもあると思います。
でも何歳からゼリーを食べさせて良いのでしょうか?
一見食べやすくてよさそうに見えますが注意が必要な場合があります。
そこで今回は、思わぬ事故にならないようにゼリーは何歳から食べていいのか、食べさせる場合の注意点について紹介します。
・ゼリーは何歳から食べても大丈夫なのか?

ゼリーは離乳食後期頃(9~12カ月)を目安に食べさせると良いでしょう。
ただし現在販売されているゼリーは様々な種類があり、商品によって食感や形状が異なります。
数年前にゼリーで窒息死したケースがあります。
そのためさらさらしているものや噛み応えがあるものなど同じゼリーでもそれぞれの特徴を理解しゼリーを与えないといけません。
・ゼリーの種類によって与える時期に差がある。
赤ちゃんにゼリーを与える際に注意してほしい注意点は二つ。
アレルギーと窒息による事故に注意してください!
これらを防ぐためには材料による違いを理解することが大切です。
主にゼリーは寒天、ゼラチンで作られているものが多いので、この二つの材料の特徴を詳しくご紹介します。
・寒天
寒天が材料の場合オゴノリやテングサなどの海藻が材料になっているためアレルギーの心配がないと考えられています。
そのため蕁麻疹や下痢、呼吸困難などのアレルギー症状を気にする必要がありません。
しかし、寒天は体温では溶けないため、食べさせる時のゼリーの固さや大きさが原因で窒息事故に繋がる可能性があります。
寒天が材料のゼリーは大きさや固さに気を付ければ9カ月頃から与えても大丈夫です。
ジュレの様な食感にすれば6カ月頃からでも大丈夫です。
・ゼラチン
ゼラチンが材料の場合体温で溶けるため窒息事故が起きにくいゼリーです。
しかし、ゼラチンは赤ちゃんにとって消化しにくいため、消化機能が未熟な状態の赤ちゃんには向いていません。
また、ゼラチンは寒天と異なりたんぱく質由来のため、アレルギーの症状が出る可能性が高いです。
そのためゼラチンが材料のゼリーは1歳以降に与えると良いです。
市販のゼリーをあげるなら寒天を使ったゼリーからにして慣れてきたら、徐々にゼラチンを使ったゼリーを食べさせていくのがいいかもしれませんね。
・手作りゼリーなら安心かも
ここまでは市販のゼリーのものという前提でご紹介しましたが実はゼリーは自宅で簡単に作れます。
自分で作ればアレルギーや糖分、固さなどを自分で判断することができるので安心ですよ。
またお子さんの好みの果物などを使って作れば、喜んで食べてくれます。
おやつだけではなく、食欲がない時や風邪を引いたときにピッタリ!
個人的には市販のゼリーで色んな事に注意するより自分で作ってしまったほうが楽に感じると思いますよ!
・ゼリーの良い点、悪い点
ゼリーの良い点
・食欲不振の時の栄養補給
風邪を引いたときなどにゼリーで栄養補給をすることができます。
他の食事では食べなくてもゼリーならさらさらですから結構食べてくれると思いますよ♪
・便秘解消につながる
特に寒天のゼリーは食物繊維が含まれているため便秘解消にピッタリなおやつです
※水分補給が不足すると便秘が悪化するので水分不足に注意してください
ゼリーの悪い点
・市販のゼリーは糖分が多い
赤ちゃんにとって糖分はそれほど必要ではないそうです。
そのため市販のゼリーでは糖分の摂り過ぎになってしまうので市販のものは少しだけにすると良いでしょう。
ゼリーを食べて赤ちゃんにこんな症状が出たら要注意です。
・口元が赤くなった
・のどが腫れている
・身体に蕁麻疹がでた
・嘔吐
・下痢
・呼吸困難
などの症状が出た場合医療機関を受診するようにしてください。
・まとめ

市販のゼリーを食べさせるならアレルギーの心配がない寒天を使ったものを大きさや固さなどに注意してあげるといいと思います。
時間に余裕のある方は手作りもおすすめです!
食べやすそうに見えるゼリーですがアレルギー、窒息の二つに注意して与える必要があります。
ゼリーだけではないですが赤ちゃんに食べさせる時は少しづつ様子を見て、今回ご紹介した注意点を理解して食べさせてあげてくださいね。