小学生くらいのお子さんがいらっしゃるママさんだと、一度は使ったことがあるはずの、熱でくっつけるタイプのゼッケン。
子どもの体操服や水着にあてて、上からアイロンをかけて誰でも簡単に取り付けられるのでとても便利ですよね♪
ですが、ゼッケンが必要なシーンはごく限られており、せいぜい小学校の運動会や水泳大会くらいだと思います。
それ以外のときもゼッケンをつけっぱなしにしておくのは何だかカッコ悪い感じですし、お子さんも嫌がるのではないでしょうか?
しかし、ゼッケンをいざ剥がしてみようとすると、これがなかなか取れない・・・
簡単にくっついた割には結構ガッチリと接着していて、
無理に引っ張って剥がそうとすると布ごと引きちぎってしまいそうになりませんか?
そこで今回は、ちょっとした工夫をするだけでゼッケンが簡単に剥がせる方法を調べてみました。
・アイロンで付けたゼッケンの剥がし方
そもそも、なぜゼッケンが布にくっつくのか知っていますか?
仕組みはとてもシンプルです。
ゼッケンに固まった状態の接着剤がもともと付いており、それを取り付けたい布の上において重ねた状態で上からアイロンを当てることで、
熱によって接着剤が溶けて、重ねた布同士を接着させるという仕組みになっています。
溶けた接着剤は時間とともに冷めたり乾いたりすることで、再びカチカチの状態まで固まります。
こうなると多少の力で引っ張っても簡単には取れなくなるんですね♪
しかし、その接着剤の性質を利用することで、簡単にゼッケンを取り外すことができます。
熱によって接着剤を再び溶かすことができますので、くっついたゼッケンの上からアイロンを当てていきます。
ゼッケンを取り付ける時と同じ要領で、接着剤が付いている部分を狙ってアイロンをじっくり掛けていきます。
そうすることで接着剤がカチカチの状態から溶けて、ゼッケンを取り外すことができできるんですよ♪
・ドライヤーでも代用可能?
「熱を加えるだけなら、ドライヤーでもいいんじゃないの?」
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、私としてはアイロンをオススメします。
熱を加えるだけでもゼッケンの接着剤は溶けるのですが、私は同時にアイロンのスチームも当てるようにしています。
接着剤は冷えて固まりますが、乾燥して乾くという性質もあるので、水分を加えることでより柔らかい状態に戻りやすい気がします。
柔らかくなるので簡単に剥がすことができますよ♪
私の経験上では、「これはさすがに無理だろう」というレベルのガチガチに接着したゼッケンと体操服でも、
アイロンの熱と水分のダブル攻撃を加えることでほぼすべてのゼッケンを取り外すことができました♪
・意外と盲点!残ったゼッケンの接着剤の取り除き方
ゼッケンは熱と水分を加えるだけで取り外すことができますが、場合によってはゼッケンの形に接着剤のあとが残ってしまうこともあります。
せっかく取り外したのに、汚れが残ってしまっては台無しですよね(泣)
その場合もいい方法があります。
雑巾や使い古したタオルなどの不要な布を接着剤の上に置いて、その上からまたアイロンをあてます。
そうすると不要な布に接着剤が少しずつ移し取られるので、これを何度か繰り返してみてださい。
少しずつですが、みるみるうちに接着剤のあとが薄くなり、きれいになっていくのが分かると思います。
水分をさらに含ませるために、当てる不要な布は少し濡らしておくのがポイントです!
・それでも残ってしまう、頑固な接着剤には?
しかし、残った接着剤を100%完璧に取り除くことは難しいようです。
どうしても気になるという場合はクリーニング店で相談してみるのもひとつの方法です。
自宅でできる対処法としては、無水エタノール(消毒剤)を使う方法があります。
無水エタノールは、ドラッグストアや大きめのスーパーなどに置いてあり、1000円ちょっとで買うことができます。
家庭や職場、学校などでアルコールやエタノールの消毒液が置かれているのを見かけることが多いため、手や指を消毒するために使うイメージがあります。
ですが、実は頑固な汚れ落としにも使えるなど、幅広いシーンで使える優れモノ
細かい仕組みは難しいので割愛しますが、布に残った接着剤にエタノールを少量染み込ませてから、
別の布を当てながらポンポンと叩き続けることで、熱と水だけでは落しきれなかった頑固な接着剤まで取り除くことができるでしょう。
・まとめ
簡単にまとめると
・アイロンで付けたゼッケンは、同様にアイロンで外せる
・熱と水分を加えて接着剤をとかす
・当て布やエタノールで残った接着剤も除去
アイロンでしっかり取り付けたゼッケンも、取り外し方やコツさえ知っていれば、意外と簡単に、あとも残さず取り外すことができます。
布地の種類などによっても接着剤の付き方・外れ方が変わってくると思いますので、
紹介した方法をベースにしながら、いろいろと試してみてはいかがでしょうか?