「子どもの日」は5月5日で、もともとは「端午の節句」という男の子の健やかな成長を願い、
兜鎧、五月人形を飾ったり、鯉のぼりを立ててお祝いする日でした。
そんな子供の日は子どもがいくつになるまで祝えばいいのでしょうか?
あまり、何歳までは祝うものという話は聞いたことがありません。
そこで今回は、子供の日は何歳まで祝うのか調べてみました。
また、子供の日に飾る五月人形や鯉のぼりはいつまで飾るのかについても調べたので参考にしてみてください。
・子供の日は何歳まで祝うの?
子供の日を何歳まで祝うかというのに決まりはありません。
ですが、一般的にはお子さんが小学校に入学後、子供の日の飾り(五月人形や鯉のぼりなど)に興味を持たなくなるころ飾らなくなる家庭が多いようです。
子供の日をいつまで祝うかの目安となる年齢として、7歳、15歳、20歳の3つあります。
それぞれの説の由来を見ていきましょう。
・7歳まで祝う
これは「七五三」の意味と同じです。
昔は乳幼児死亡率も高く「七歳までは神のうち」と言われ、
7歳まで無事生きた子供の成長を祝って氏神様に感謝のお参りをするのが七五三でした。
なので、無事7歳まで成長できるよう子供の日にお祝いをするということになります。
・15歳まで祝う
昔は元服といって15歳になると成人しました。
なので、15歳までは子どもとして成長を祈ってお祝いをするということです。
・20歳まで祝う
現在の成人が20歳なので、20歳までは成長を祈ってお祝いをするということになります。
7、15、20歳を1つの区切りとして子供の日を祝うのを辞めるといいでしょう。
最初にも書きましたが子供の日をいつまで祝うかについての決まりはありません。
なので、子供や周りの大人に相談していつまで祝うか決めるのもアリです。
・子供の日の鯉のぼりなどの飾りはいつまで飾るの?
4月になると、鯉のぼりが空に泳いでいるのを見かけるようになります。
そして、お節句を過ぎるともう鯉のぼりはありません。
ということから1ケ月ほど度飾られているようです。
鯉のぼりの飾り始めと終わりの時期について詳しく見ていきましょう!
・鯉のぼりは春分の日を目安に飾り始める
結論から言うと、鯉のぼりを飾るのに決められた日はありません。
地域によっては「先手必勝」で、できるだけ早く飾ったほうがよいと言われたり、
季節の変わり目である春分の日を過ぎたあたりから、4月の中旬あたりまでに飾ると言われたりもします。
ですから、春分の日が過ぎて、遅くとも昭和の日くらいまでに、それぞれの都合で時間や人手のある日に飾ればいいのではないかと思います。
気になる方はカレンダーでお日柄もチェックするといいでしょう。
一般的には4月上旬から中旬にかけての土日が多いようです。
・鯉のぼりを飾るのにお勧めの日
春分の日から十五日目の清明(せいめい)に飾るのが良いという説もあります。
清明とは「清浄明潔」の略で、万物が若々しく清らかで明るく生き生きとした頃という意味だそうです。
ちなみに、清明は、2019年は、4月5日、2020年は、4月日、2021年は、4月4日となっています。
また、5月4日に鯉のぼりなどを飾るのは避けましょう。
5月4日に五月人形を飾るのは、「一夜飾り」と言われ、縁起が悪いとされています。
「一夜飾り」は、お葬式などの弔事が連想させられることから、お祝い事の準備では避けられます。
・鯉のぼりなどの飾りをしまう時期
子供の日の飾りは雛人形と違って「早くしまわないと婚期が遅れる」などという迷信はありません。
ただ、子供の日は季節の行事なので、終わったらなるべく早めに5月の中旬ごろまでにはしまうようにします。
しまう時はお日柄を気にする必要はありません。
ただし、しまう日を選ぶのに最も大切なのはお天気です。
湿気の多い日にしまうと、五月人形と一緒に湿気もしまい込んでしまいます。
そうすると翌年5月人形を出したとき、カビやシミができているかもしれません。
晴れた日が続いた湿気の少ない日にしまうようにしましょう。
・まとめ
端午の節句をお祝いするのは、子どもが何歳までという決まりはありません。
7歳、15歳、20歳を一つの区切りとして子供の日を行うのが良いでしょう。
子供の日の飾りをするのは春分の日を過ぎた、4月中旬頃までが一般的で、お節句が過ぎたら天気の良い日を選んで片付けます。
また、要らなくなった鯉のぼりや五月人形などの処分としては、
・寺で供養してもらう
・ゴミとして処分する
・幼稚園などに寄付する
などの処分方法があるので自分に合った処分方法を選んでみてください。