「蛍光灯がすぐに消える!」
そんなトラブルに困っている人は意外と多いみたいです。
実は私もその一人で、つい先日、寝室の明かりが突然うまく点かなくなってしまいました。
ある日、いつも通り部屋の電気を点けようと思ったらパッと明るくなった数秒後に急に真っ暗。
ほんのついさっきまではいつも通りに問題なく点いていたのに。
でも、他の部屋の蛍光灯は点いてるし寿命じゃなさそう・・・
もしかして蛍光灯を付ける部分が壊れちゃったの!?
そんなことを考え、諦めて家電量販店に向かおうとしましたが、思いとどまって一度ネットで調べてみることにしました。
すると、同じような状況に困っている人たちが意外とたくさんいて、蛍光灯がすぐ消えるときの対処法を見つけることができました。
・蛍光灯がすぐ消えるときの対処法①
まずは蛍光灯のタイプをチェックします!
なぜなら蛍光灯のタイプによって対処法が違ってくるから
調べてみた結果、我が家の蛍光灯はインバータ方式でした。
他には「グロースタータ方式」や「ラピッドスタート方式」などがあります。
なんて言われてもなんのこっちゃですよね(笑)
私も何が何だか分かりませんでしたが、色々と調べてみたところ、
蛍光灯には、見た目は同じように見えても実はいくつかの種類があるようです。
・グロー方式
簡素な設計と仕組みのため、価格が安く、一般家庭などを中心に広く普及しています。
スイッチを入れてから完全に点灯するまで時間が掛かることがある点がデメリット。
・インバータ方式
電子回路で構成されており、グロー方式よりも効率が良く、軽量で、即時点灯が可能。
省エネ性能や調光機能の追加などにより、最近の蛍光灯器具ではほぼ標準採用。
・ラピッドスタート方式
グロー式よりも安定器は大きくて重いが、即時点灯が可能。
工場など、業務用での使用が多いので家庭で使うことはほぼありません。
なので、気にしなくて大丈夫です。
見分け方は簡単で、蛍光灯管の端にかかれている文字を見て種類を見分けましょう。
・FLで始まる蛍光灯管を使うのはスタータ型。
・FLRで始まる蛍光灯管を使うにはラピッド型。
・HFやFHで始まる蛍光灯管を使うにはインバータ型。
・蛍光灯がすぐ消えるときの対処法②
蛍光灯のタイプがこれで分かりました。
次にインバータ式とグロー式それぞれの蛍光灯の対処法を紹介します。
・インバータ式なら蛍光灯を交換
私の寝室の蛍光灯もそうでしたが、最近はインバータ方式が多いようです。
このインバータ方式は旧タイプのグロー式よりも複雑な構造になっており、そのおかげで即時点灯や省エネ性能の高さが魅力なのですが、それに加えて自己診断機能が備わっています。
インバータ式は蛍光管の寿命が近づき、もうすぐ切れてしまう状態になると安全のため自動的に消灯する仕組みになっています。
大小2つの輪が重なるようなタイプでは、どちらかの蛍光灯の寿命が近づいた場合でもすべて消灯されるようです。
メーカーや製品によっては、消灯ではなく、自動で豆電球のみの点灯になる場合もあるみたいです。
私の家の寝室の電気も、本体(照明装置)の故障ではなく、蛍光管の寿命でした。
電気のカバーを外して蛍光灯を見てみると、蛍光灯の端っこが黒ずんでいました。
これも蛍光灯の寿命を見極めるサインになります。
新しい蛍光灯に交換して電気を点けてみると、数秒で勝手に消えてしまうことなく、いつも通りにきれいに点くようになりました!
・グロー式なら点灯管もチェック!
ちなみに、グロー式の蛍光灯を使っているケースも多いようです。
最近はインバータ式がかなり増えているのですが、昔から同じ照明装置を使っている場合や、割と新しい家でもそんなに頻繁に点けることが無い照明などは、
シンプルで価格の安いグロー方式が使われているケースがあります。
私の家も、キッチンの流しの上にある、洗い物をするときに手元を照らしてくれる小さな照明は唯一グロー方式でした。
グロー方式の場合、蛍光灯の寿命以外に、すぐ消えてしまう原因があります。
それは蛍光灯自体に問題があるのではなく、同じく本体に取り付けられている「点灯管」が古くなり、劣化している可能性があります。
あまり聞きなれない「点灯管」ですが、別名グロー管とも呼ばれています。
蛍光灯をつけるときに必要な放電管としての役割があり、これが無いとグロー式の蛍光灯は点かない、意外と重要な部品なんです。
LED電球やインバーター式の照明器具にはついてはおらず、旧式の照明器具にはほとんどの場合で付いています。
照明を点灯させる瞬間のみ使用されるのですが、そのグロー管が劣化してしまうと、定期的な放電ができなくなり、電気が点灯しない原因にも繋がるようです。
グロー管がダメなようなら電気屋さんに頼んで変えてもらうのが一番です。
・まとめ
蛍光灯がすぐ消えてしまう時の対処法は、
・まずは蛍光灯の種類をチェック。
・インバータ方式なら新しい蛍光灯に交換。(念のため蛍光管の黒ずみなどチェック)
・グロー式なら蛍光管の交換だけでなく、点灯管も併せてチェック。
「普段はほとんど意識することは無いのに、いざ不具合が起きると困る家電ランキング」がもしあれば、間違いなく第1位に挙がるのは部屋の照明器具でしょう(笑)
暮らしの中に当たり前のように馴染んでいるからこそ、急に明かりが点かなくなってしまうと困りますよね。
蛍光灯のタイプやそれぞれの特徴を正しく知って、突然の不具合にも慌てず対処できるようにしておきましょう。