ケーキやアイスを買うと、保冷剤として箱に入っているドライアイス。
芸人やYouTuberのあいだで、このドライアイスを食べるという芸や実験が流行しましたね♪
理科の授業でドライアイスを食べるという実験をする小学校もあるようです。
私は、怖いので食べようとは思いませんが「ドライアイスを食べてやろう!」という人たちもいるようです(笑)
あ、ひょっとして、あなたもその一人ですか?
さあ、そんな勇気ある人たちのために、ドライアイスの危険性や安全な実験方法、注意点、失敗したときの対処方法を調べました。
ドライアイスを食べる前に、よく読んでから実験してみて下さいね!
・ドライアイスを食べる危険性
まず、ドライアイスを食べる危険性をよく把握しなくてはいけません。
ドライアイスはただの二酸化炭素の塊ですから、体内に入れたからといって、あまり危険はありません。
危ないのは、むしろ-78.5度という超低温の方です。
氷を口に含もうとしたら、唇や舌に氷がくっついてしまった。
そんな経験が誰にでも一度や二度はあると思います。
氷と触れあった部分が瞬時に凍ってしまうことで起こる現象です。
特に、濡れている部分は氷りやすいので、舌や濡れた指はくっつきやすくなってしまいます。
一度くっついてしまうと中々離れず、無理に剥がそうとするとかなり痛いです・・・
氷でさえあの痛み。-78.5度のドライアイスがくっついたら相当な痛み、
いえ、痛いというレベルではないかもしれません(笑)
くっついたドライアイスが完全になくなるまで、粘膜や筋肉を冷やし続け、壊死させてしまうこともあります。
そうなれば、もう切除手術をするしかありません・・・
口に含めば、すぐにくっついてしまうので、まず胃まで届くということはないと思います。
しかし、ドライアイスを飲み込んでしまったら、もっと大変なことになります。
食道や胃の粘膜や筋肉が凍り壊死してしまいます。
下手すれば、胃に穴があき激痛に襲われてしまうので、絶対にドライアイスをそのまま飲み込んではいけません。
・ドライアイスを安全に食べる手順
ドライアイスがどういうものか、またそれを食べることの危険性を充分に理解したうえで、
まだこれを食べようという猛者がいるのなら、もはや私には止めることはできません!
怪我をしないようドライアイスの安全な食べ方は、
①ドライアイスを細かく砕く。
②ジュースやシロップなどの液体をかける、もしくは浸す。
③それを食べる。
ただし、ドライアイスを食べるのは自己責任でお願いします。
つまり、かき氷の要領で食べれば安全にドライアイスを食べられます。
細かく砕くには、ハンマーで叩き割るか、かき氷機で粉砕するのがよいでしょう。
ドライアイスは液体につけるとドロドロに溶け、気化するので口内にくっつく心配がなくなり安全に口に含むことができるようになります!
・ドライアイスを食べる際の注意点
理論上は安全とはいえ、ドライアイスを食べる行為は危険であることに変わりはありません!
細かな注意点を挙げておきましょう!
・ドライアイスを砕く際に、大きめの破片が残っていたり、
液体に浸かっていない部分があったりすると凍傷になる恐れがあるので注意してください。
・ペットボトルや密閉容器でドライアイスの実験をしてはいけません。
ドライアイスが気化する際に発生する煙の圧力に、容器が耐えきれなくなり破裂する恐れがあるから
・実験の際は部屋をよく換気してください。
ドライアイスは二酸化炭素を圧縮したものです。
それが気化すれば当然、大気中の二酸化炭素濃度が高まり、酸素が足りない状態になり、体調不良になりかねません。
ドライアイスで実験をするときは必ず、充分な換気をしましょう。
・ドライアイスを食べて凍傷になったときの対処法
口内にドライアイスがくっついてしまったら、焦らずに、ぬるま湯を口に含んでドライアイスを溶かします。
決して、ドライアイスを引きはがそうとしてはいけません。
事前にぬるま湯を用意しておくといいですね♪
・まとめ
ドライアイスを食べるという行為の危険性と安全な食べ方。
実験を行うにあたっての注意点、凍傷になってしまった場合の対象方法まで紹介しました。
最後に簡単に振り返りましょう。
1.ドライアイスを食べても成分的な害はないが、冷た過ぎて凍傷になる。
2.かき氷の要領で食べれば、安全に食べることができる。
3.大きな破片や液体に触れていない部分は食べてはいけない。
4.ペットボトルなどの密閉容器で実験をしてはいけない。
5.実験中は、部屋を換気すること。
ドライアイスを食べると、口や鼻から白い煙がモクモクと立ち、おもしろい光景を見ることができます。
私は、怖いのでやりたくはありませんが、「やってみたい!」と思う方も少なくないようです。
興味本位でやってみるのもいいですが、危険の伴う実験をするときは、
必ず正しいやり方を知り、充分な注意をして行ってくださいね!