みなさんも経験があると思うのですが、
買ってきた「たけのこ」が、気付くと変色していたことありませんか?
茹でたり、アク抜き後に色が変わってビックリしたことはないでしょうか?
たけのこには、なぜこんなに変色が起こるのか気になりますよね
それに、変色した「たけのこ」は体には悪いのかも知りたいところです。
そこで今回は、たけのこの変色について調べてみました!
・たけのこが変色する原因と対処法
たけのこの変色を大きく分けると
・白色
・茶色
・黒色
・赤やピンクがかった色
となります。
それぞれの変色の理由と対処法を紹介していきます!
・たけのこが白く変色
たけのこは、水煮をすると白い粉が出てきます。
この白い粉は「チロシン」というアミノ酸の一種なんですね。
このチロシンは水に溶けにくく、茹でるときに溶け出してしまいます。
その後、冷めると固まって白い粉となり表面に付着したけのこが白く変色してしまいます。
このチロシンは体には無害なので白く変色したたけのこは食べても大丈夫です。
チロシンの効果は
・疲労回復
・白髪予防
・集中力や記憶力の向上
などの効果があります。
たけのこの白い粉を取るにはどうしたらいいのでしょうか?
白い粉を取る方法は簡単で、
①ボウルに水をたっぷり入れる。
②そこに「たけのこ」を入れます。
③5~10分ほど水にさらします。
④水から上げて白い粉が残るようなら軽く水洗いします。
たけのこの白い粉は、この方法でほぼ目立たなくなりますよ。
水に浸けるだけなので簡単にできますね♪
・たけのこが茶色に変色
たけのこを重曹でアク抜きすると、茶色に変色することがあります。
これは重曹の量が多すぎたり、アク抜きの時間が短かいことが原因
特に重曹の量が多いと化学反応で茶色に変色してしまいます。
でも、たけのこが茶色くても重曹は水に溶けて流れるので体に何の心配もいりません。
たけのこが茶色くならないための対処法を紹介します。
たけのこが茶色く変色しない重曹の使い方は
①重曹を入れた水を用意します。
重曹の量は水1リットルにつき「小さじ2分の1~1杯」が目安
大鍋では「小さじ1~2杯」になります。
②たけのこの皮をむき、先ほど準備した重曹を入れた水に浸からせて約1時間茹でます。
③根元の太い部分に串を刺しスッと通れば茹で上がりです。
この方法で茶色に変色するのをかなり防ぐことができます。
しかし、もしこの方法で茶色くなっても対処は可能
アク抜き後にたけのこが茶色くなった時の対処法は、
①丸1日「水」に浸します。
②1日の間に2∼3回水を変えます。
帰るのは朝・昼・晩に1回ずつが目安です
③次の日、夕食に煮つけます。
この方法を使えばたけのこの茶色を気にせずに食べられます。
時間はかかりますが水に浸けるだけなので手間がかかりませんね♪
・たけのこが黒く変色
たけのこを買ったとき、下の方にブツブツの斑点状のモノがあります。
それは黒色が多いのですが、赤や紫だったりといろんな色が見られます。
実はこのブツブツ、たけのこの根っ子なんです。
そして様々な色はたけのこの鮮度を表しています。
赤みがかった色は掘りたてで新鮮です。
それが時間とともに紫に変化し、最後は黒にになるんですね。
つまり、たけのこが新鮮な順に赤→紫→黒となります。
赤が一番新鮮なので、買うときはブツブツが赤いたけのこが良いですね♪
・その他のたけのこの変色
たけのこを米ぬかで茹で、天日干しや乾燥させると変色する場合もあります。
その時にいろんな色が出ることがあります。
・赤~ピンク系の色
たけのこに含まれるアントシアニンの影響で変色します。
・赤茶~茶色
この色はたけのこのポリフェノールが酸化したものです。
・濃い黒色
これはチロシンからメラニンが作られて黒くなったもの
メラニンなので人間のシミの成分と同じですね
たけのこが、これらの色に変化しても食べてもなんら問題はありません。
さて、ここまでいろんな「たけのこの変色」を見てきましたが、
まれに腐って変色している場合もあります。
最後にたけのこが腐っているかどうかの見分け方を紹介します。
・たけのこが腐って変色しているかどうか
①表面を見て触れてみます
明らかに今までの変色とは違う色の出方とヌメりがあります。
こういうときは食べると危ないので捨ててください。
②匂いを嗅いでみる
ツーンとした独特の嫌な臭い(酸っぱい臭い)があります。
こういうときも傷んでいるので捨てましょう。
③少しかじってみる
「見て」「触れて」「嗅いで」腐っているか分からない時は、ほんの少しかじってみます。
酸っぱく、食感がおかしければ完全に腐っています。
速やかに捨てて下さい。
・まとめ
たけのこは、
・白色
・茶色
・黒色
・赤色やピンク色
と様々な色に変色します。
それぞれ水に浸けたりすることで変色を抑えることができます。
ただし、明らかに色がおかしかったり、嫌な臭いしたりしたら
腐っている証拠なので捨てましょう。
この記事を参考にたけのこの変色を抑えて美味しいたけのこを食べましょう!