「梅干が腐ると天変地異の前触れだ!」という言い伝えを知っていますか?
それくらい「梅干し」は昔から保存食として知られています。
その梅干しですが、常温保存できるのでしょうか?
常温保存したら傷んだりしないか心配ですよね
そこで今回は、梅干しは常温保存できるのか調べてまとめてみました。
・梅干しは常温保存できるの?
梅干しが常温保存できるかどうかは、梅干しの塩分濃度で決まります。
すべての梅干しが常温保存できるわけではないんですね♪
梅干しの塩分濃度が高いと常温保存しても大丈夫です。
逆に塩分濃度が低いと常温保存は止めましょう。
なぜ、塩分濃度が高いと常温保存できるのでしょうか?
塩分は殺菌効果があるので、塩分濃度が高いと梅干しに細菌が繁殖しにくくなるから
塩分の殺菌作用が梅干しの常温保存を可能にしてくれるんですね♪
どれくらいの塩分濃度なら常温保存できるのでしょうか?
次に「常温保存できる梅干し」と「常温保存できない梅干し」を見ていきましょう。
・常温保存ができる梅干し
昔ながらの製法で作られる手作りの梅干しは常温保存できます。
手作りの梅干しは、作り方にもよりますが
塩分濃度が20%前後と高いので常温保存しても大丈夫です。
市販の梅干しでもこれくらいの塩分濃度なら常温保存できると思います。
昔は冷蔵庫しかないので常温保存しかできませんよね
なので、昔の梅干しは塩たっぷりでしょっぱかったんでしょうね(笑)
手作りの梅干しだと常温保存で1年間ほど保存できます。
夏場の気温が高い時期は、
直射日光を避けて冷暗所で保存するようにしてくださいね♪
よく「年代物の梅干し」と呼ばれるような
手作りで塩たっぷりの梅干しだと、基本的に賞味期限はありません。
もちろん、食べる前にカビが生えていないかなど確認してから食べてくださいね(笑)
手作りの塩がたっぷり含まれている梅干しだと
1年も常温保存できるなんてビックリです。
年代物だと賞味期限はないんですね、ほぼ永久に食べられますね(笑)
塩の殺菌作用によって梅干しは常温保存できますが、
それ以外にも常温保存するのを助けてくれるモノがあるんですよ♪
梅干しに「赤シソ」が入っているのは定番ですよね
その赤シソにも塩と同じく強い消毒効果があります。
そして、赤シソ独特の匂いのもとである「べリアアルデヒド」という成分には防腐効果がああります。
梅干しの隅にちょこんと添えてある「赤シソ」にこんな効果があるなんて驚きです(笑)
他にも梅干しに含まれるクエン酸も細菌が繁殖してくれるのを防いでくれます。
梅干しを常温保存するときは、一緒に赤シソも入れるとより傷みにくくなりますね♪
・常温保存ができない梅干し
市販されている梅干しの常温保存は避けましょう。
市販の梅干しは「ハチミツ入り」のように調味料が入っていたり、
「減塩」になっているものがあります。
このように食べやすくなっている梅干しの塩分濃度は10%以下となることがほとんど
これだけ塩分濃度が低いと、常温保存だと腐ってしまう可能性があります。
なので、市販の梅干しは常温保存せずに冷蔵保存します。
市販の梅干しは塩分濃度が低いので基本的に常温保存できないんですね
塩がたっぷり含まれていたら、
しょっぱ過ぎて食べられませんし買ってくれる人がいませんよね(笑)
そのまま売られていた容器に入れて冷蔵保存すればOK
市販の梅干しは冷蔵保存で3ケ月~6ケ月ほど保存できます。
どんなに長くても1年が目安です。
梅干しを買ったらラベルを見てどれくらい保存できるか確認しましょう!
ただし、開封したら賞味期限にかかわらずなるべく早めに食べきるようにしてください。
・まとめ
簡単に振り返っていきましょう。
梅干しが常温保存できるかどうかは、梅干しの塩分濃度によります。
すべての梅干しが常温保存できるわけではないので気を付けてください。
塩には殺菌作用があるので、塩分濃度が高いと常温保存できます。
昔ながらの手作り梅干しで、塩分濃度は20%前後と高いので常温保存できます。
常温保存で1年ほど保存できます。
常温保存するときは赤シソも一緒に入れると傷みにくくなりますよ♪
市販されている梅干しは食べやすいよう塩分濃度は10%以下と低いので、
常温保存はせずに冷蔵保存します。
どれくらい日持ちするかはパッケージを見て確認してください。
梅干しが常温保存できるか悩んだら、衛生面を考えて冷蔵保存がいいと思います。
間違って常温保存して傷んだら嫌ですよね(笑)
まとめると昔ながらのしょっぱい梅干しは常温保存できるということですね♪