おでんの大根が固くなってしまった経験はありませんか?
私も冬におでんを作るのですが、大根だけ固くて困ってしまった経験が何度もあります。
固い大根って嫌ですよね・・・
どうせ食べるなら、柔らかくてダシが染み込んだ大根を食べたいですよね
今回は、大根が固くならないおでんの作り方を紹介していきます。
・大根が固くならないおでんの作り方
大根を柔らかくするための方法は5つあります。
・下茹でをしっかりとする
・お米のとぎ汁で一回煮る
・電子レンジを使う
・1回冷凍する
・圧力鍋を使う
それぞれ詳しく紹介していきますね。
・下茹でをしっかりする
大根は下茹でをすることでより柔らかく、美味しく仕上げることができます。
そのポイントとなる下茹での時間短縮法をみていきましょう。
・下茹での時間短縮法
これには「包丁での下準備」と「とぎ汁を使う」の2つがあります。
1、包丁での下準備
下茹で前に、包丁でひと手間かけると下茹での時間を短くすることができます。
その方法は、隠し包丁・厚めに皮をむく・面取りの3つです。
この3つを行うだけで時間が短縮できます。
2、とぎ汁を使う
下茹でするのにお米のとぎ汁を使うと、
苦みや臭みなどのアクを抜く・甘みが出る・味が染み込みやすくなる(柔らかくなる)などの効果があります。
確かに包丁の下準備はよく聞きますが、とぎ汁は初耳です。
水で茹でる以外にお酢や甘味料を入れるという話も聞いたことはありましたが、やはりとぎ汁が一番効果的なようです。
・お米のとぎ汁で一回煮る
鍋に大根がしっかりと浸かるように「とぎ汁」を用意し、そこに下準備した大根を入れます。
使用する「とぎ汁」は2回目以降のモノにします。
(1回目のとぎ汁は汚れがあることが多いので捨ててください)
もし、生米を使う場合は1掴み(大さじ1杯分程度)入れます。
水から茹でて沸騰したら、大根が踊るくらいの中火で、
竹串が通るくらい柔らかくなるまで茹でていきます。
時間の目安は15~20分です。
・大根を冷ます
大根が柔らかくなったら、火を止めて水で冷まします。
ここですぐにザルに移すと、煮崩れする恐れがあります。
そうならないために茹でた鍋をそのまま流しへ持っていき、上から水を足していき、冷たくなるまで入れ替えます。
大根が冷めたらザルから取り出して、茹でる作業は終了
茹で方にも1つ1つ丁寧な工程があることに、料理の繊細さと緻密さをしっかりと取ることができますね。
・電子レンジで下茹で
電子レンジを使うことで簡単に、時間も短縮して下茹でができます。
耐熱皿に大根を並べ、1センチの高さまで水を入れます。
お米一つまみを、皿に満遍なく入れてラップをかけ、600Wで約10分間加熱します。
加熱後に、洗ってお米のとぎ汁を落として終了です。
・1回冷凍する方法
大根を輪切りにし、切れ込みを入れてジップロックで6時間以上冷凍します。
調理時に冷凍のまま鍋に入れてダシで40分程煮込みます。
そして火を止めた後に、新聞紙とタオルで包み2時間ほど放置します。
こうして解凍されながら味が染み込み、芯まで温まった頃にはすっかり柔らかくなります。
このようにして中まで味が染み込んだ美味しいおでんの大根ができあがります。
これは冷凍により植物細胞の水分が膨張し、細胞壁が壊れる作用を応用したものです。
・圧力鍋を使用する方法
圧力鍋を持っている場合は下茹でに使うことで、簡単に短時間で下茹でできます。
鍋に大根と、水を3分の1ほど入れ、そこにお米の「とぎ汁」も入れて強火で煮ます。
ロックが掛かり、蒸気が噴出したら弱火で3分置きます。
その後、火を止めて7分ほど蒸らし、圧力を抜いて茹でた大根を洗います。
圧力鍋は真空調理なので、吹きこぼれの心配もなく、屋台のおでん屋さんの味が楽しめます。
私の場合、残念ながら家に圧力鍋は無いのでこの方法は試せません。
ですが、美味しい大根ができると評判なので早く手に入れたいです(笑)
ちなみに、妻は冷凍法がオススメで手軽にできると断言しています。
確かに横で見ていても、いつも手際よくこの方法で
調理していて美味しいおでんの大根ができています。
・まとめ
大根を柔らかくする5つの方法を簡単にまとめていきます。
1、下茹でをしっかりする
包丁で下準備をしてから水で煮ます。
2、お米のとぎ汁で煮る
下茹でに「とぎ汁」を使うとアクが抜け、甘みが出て味が染み込みやすくなります。
3、電子レンジを使う
耐熱皿に大根、水、米一つまみを入れてラップをし600Wで10分間加熱します。
4、冷凍する
大根を輪切りで6時間以上冷凍し、そのままダシで40分煮込み、新聞紙やタオルで包んで2時間放置します。
5、圧力鍋を使う
鍋に大根、水(3分の1)、とぎ汁を入れて強火で煮ます。
蒸気が噴出したら、弱火で3分置きます。
その後、火を止めて7分蒸らします。
美味しいおでんの大根を作る方法は、意外とたくさんあり、
しかも手軽に気兼ねなくできるということが分かりました。
ぜひ、紹介した方法を試して美味しいおでんの大根を作ってください!