数の子の薄皮を取らないで大丈夫?
数の子の薄皮を取るのって面倒ですよね。
いっそのこと取らずに食べたいもの!
しかし、薄皮を取らずに食べても問題は無いのでしょうか?
今回は、この疑問に答えていきます。
気になる数の子の保存方法と賞味期限もまとめてみました。
・数の子の薄皮は取らなくても大丈夫か?
数の子はニシンの卵を塩漬けしたもの。
その卵がバラバラにならないように薄皮で覆われています。
他にも鮮度を保ち保存性を高めるために薄皮が付いています。
ですので、薄皮を剥かずに食べてもOK
しかし、そのままだと塩辛いし生臭いので塩抜きをしてから食べるのが良いでしょう。
私もそのままの数の子を食べたことがあるのですが、しょっぱすぎて食べられませんでした。
薄皮が気になる人は、1時間ぬるま湯に漬けると薄皮が浮かび上がってきて剥きやすくなりますよ。
しょっぱいのが苦手の人は止めた方が良いですね。
塩分過多なので血圧が気になる人も止めときましょう。
数の子を嗅いでみると少し漂白剤臭いと思います。
これは数の子に綺麗な黄色を出すために過酸化水素で漂白されているから。
ちなみに自然の数の子は、薄茶色であまり美味しそうな見た目ではありません。
過酸化水素は発ガン性の疑いがある危険なものですが、食品に残らないなら使用しても良いそうなので安心してください。
そのまま食べる場合は一度水洗いをしてから食べようにして下さい。
ですが、やっぱり過酸化水素が残っていないか気になるところですよね。
特にお子さんがいる親御さんは・・・
そういう方は、醤油で味付けされた数の子がおススメ
これなら薄茶色で綺麗に漂白する必要がないので、過酸化水素は使われていないからです。
・数の子の塩抜き方法
数の子は薄皮を取らなくても食べられます。
しかし、そのままだと塩辛すぎるので塩抜きをしましょう。
塩抜きの方法は色々あり一概にこれが良いとは言えません。
ここでは私が普段している数の子の塩抜き方法を紹介します。
塩抜きの前に数の子の薄皮は剥かないでください。
剥いてしまうと、数の子の卵がバラバラになってしまいます。
最初に1リットルの水に小さじ一杯程度の塩を溶かし塩水を作ります。
出来た塩水に数の子を入れていきます。
入れすぎると塩抜きが上手くできないので、入れる数の子は300~400gが限度。
塩抜きなのに何で塩水に入れるのって思いますよね。
それは真水に漬けると浸透圧の関係で上手く塩抜きができないから。
8時間ごとに塩水を取り替えて、新しい塩水に漬けます。
これを2~3回繰り返すと塩抜き完了です。
私は塩水を変えるときに、薄皮がめくれていたら、その時に薄皮を剥いてしまいます。
もちろん薄皮を取らなくても食べられます。
替えるタイミングで数の子の端っこをちぎって食べてみましょう。
少し塩気が残っていれば、塩抜きがちゃんとできた証拠なので、そこで塩抜きは終了
塩気がなくなると苦くなってしまいます。
そんな時は、濃い塩水に1~2時間ほど数の子を浸すと塩気が戻りますよ。
味を見ながら行ってくださいね。
・数の子の保存方法・賞味期限
数の子は冷蔵保存がおススメです。
冷凍保存でもいいですが、卵がバラバラになってしまいます。
また、食感がスポンジみたいになってしまうので冷凍保存はしない方が良いです。
もちろん常温保存は傷みやすいのでNG
塩抜きをするかしないかで数の子の賞味期限は大きく違ってきます。
塩抜きしてないのは2~3ケ月と長いです。
塩の殺菌作用でこれだけ長く美味しく食べられます。
それに比べて塩抜きをしてしまうと1週間が賞味期限の目安
これ以降だと味が落ちてしまい美味しく食べられません。
ですので、食べる分だけ塩抜きをしましょう。
美味しく食べるためにも、一度に大量の数の子を塩抜きしない方が良いですね。
・まとめ
薄皮は数の子の卵がバラバラにならないよう付けられています。
数の子の薄皮は取らずに食べても大丈夫です。
ですが、そのまま食べると塩辛いので塩抜きをしましょう。
塩抜きの方法を簡単にまとめると
・塩水に数の子を8時間ほど浸す
・塩水を取り替えて、これを2~3回繰り返す
これだけで塩抜きができます。
数の子の保存方法は、冷蔵保存がおススメです。
冷凍保存だと味が落ちてしまうのでしない方が良いでしょう。
また、数の子の賞味期限は塩抜きの有無で変わります。
塩抜きをしてないと、2~3ケ月程
逆に塩抜き済みだと1週間が目安です。