いつも美味しそうな顔で店頭に並ぶ大根。
買って帰っていざ調理という段階で、「あれ?何か違う!」「中が変だな?」と思ったことはないでしょうか?
こんなはずでは?と思いながらも何回も大根を見ていくうちに、
良い大根を選ぶという「目利き」は、ちょっとしたコツを覚えると、以外と分かりやすく元気で美味しい大根に出会えると気付きました。
今回は、美味しい大根の目利きについて紹介していきます。
・大根の見た目をじっくりチェックする!
大根全体を見ていきましょう。
といっても「みんな白くてどれが美味しいんだろう?」「何がベストか全く解らないぞ」
数ある大根を目の前にすると頭がパニくる事がよくあります。
この時、重要なのは大根を全体から細かい部分へとじっくり見ていくことです。
・一目見で美味しさがわかる3つの「目利きポイント」!
大根全体を見回して、
先端が丸くなっているもの
葉付きであること
緑と白色のコントラストが美しいもの(首の部分が緑で、根の部分が白)
この3つの共通項は、しっかりと育ち、熟していて鮮度があり瑞々しい証拠です。
現に私も時間が無い日はこれだけ見て購入するのですが、中が変だったり、調理しにくかったりしたことはまずありません。
・「葉」と「根」2つの細部を見る!
大根の葉は白い部分より栄養素が豊富です。
前述したよう葉付きのものは日持ちや風味が格段に良いので迷わず選びましょう。
葉は緑色のものを選びます。
鮮度が良い証拠です。(古いと黄色に変色します)
また、葉の付け根の真ん中に「芽」があります。
芽が茎まで伸びているものは成長し過ぎで美味しくない証拠。
芽が大きくなっていないものを選びましょう。
要らないと思っていた葉が、実は選ぶときのポイントになります。
・大根の本体「根」を見る!
「根」まずは真っ直ぐ伸びて丸みがあり、ふっくらとしているモノを選びます。
次はひげ根のチェック!
チェックするポイントは
表面が白くて瑞々しく
ひげ根が少ないもの(もしくはひげ根が均等)
縦に綺麗に並んでいる
すくすくと育った証拠で甘いですよ。
ちなみに葉がカットされているものは乾燥していないものを、
白い根がカット済みのモノは切り口が瑞々しくキメの細かいモノを選びます。
そして必ず断面をチェックして「ス」が入っていないかを確認します。
「ス」とは白く乾いた筋で、大根の細胞間にできた気泡が原因でできる隙間。
大根の根がスポンジ状になってしまう現象です。
特に根の上部(葉側)が黒ずんでいると「ス」が入っている恐れがあるので避けましょう。
・しっかり持ってチェックする!
全体を見て、最後は触れてみます。
ここでのポイントは2つ、「肌触り」と「重量感」です。
「うわぁ!なんだかデコボコして気持ち悪い」「変に軽いなぁ」と直感的に買うのを止めた経験はありませんか?
それは大正解です。
白い根の表面に触れて「ハリ」や「つや」があり、みずみずしいモノほど新鮮です。
デコボコが少なく滑らかなのも同じ。
最後に大根を手で持ち、「重さ」をしっかりと確かめてみるのも重要です。
ズシッと重量感があるもの程、水分がたっぷり詰まった瑞々しいものという事になります。
重いのは持ちたくない主婦の皆さん、旦那さんに手伝ってもらい、
約1.5キロある健康な大根をたくさん持ってもらいましょう(笑)
・まとめ
大根の目利きポイントは、見ること、触れることに分けられます。
1、大根を全体から細部(上から下)へ観察します。
全体のポイントは3つ
・先端が丸いものを選びます。
・葉付きのものを選びます。
・緑と白の色彩の良いものを選びます。
細部のポイントは2つ
・〈葉の部分〉葉付きで緑のものを選びます。(芽が育ってないものを選びます。)
・〈根の部分〉まっすぐ伸びて丸味があり、ひげ根が少なく均等なものを選びます。
2、しっかり手に持って、表面に触れます。
ポイントは2つ
・〈重量感〉ズッシリとした重さがあるモノを選びます。
・〈肌触り〉「ハリ」や「つや」があってみずみずしいものを選びます。
このポイントを抑えるだけで、美味しい大根に出会えますよ!
他にも八百屋さんに行くなら、店員さんに直接「どの大根が美味しいか」聞くのもアリですね。
これなら、自分で選ばずに済みます。
(おまけ)
「葉がカットされているモノ」は乾燥していないものを、
「白い根がカット済みのモノ」は切り口がみずみずしく、きめの細かいものを選びます。
とくに「ス」には気を付けて下さいね。
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